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音楽に包まれる休日 街ごと楽しむジャズフェス10選

NIKKEIプラス1

2019/7/7

街中でジャズを楽しむフェスが人気だ。
演奏に耳を傾けるもよし、祭りを楽しむもよし。
全国各地のおすすめのフェスを、専門家が選んだ。
1位 定禅寺ストリートジャズフェスティバル
(仙台市) 590ポイント
プロアマ800バンド グルメ屋台も

1991年に始まり今年で29回目。ケヤキ並木で有名な定禅寺通りをはじめ、杜(もり)の都・仙台の中心部が2日間、音楽であふれる。プロ、アマ含めて毎年800近くのバンドが出演。ジャズだけではなく、ロックや民族音楽など様々なジャンルのステージが楽しめる。

商店主やボランティアなど手作りのフェスで、ビルの入り口や商店街、公園などあちこちにステージがある。通りに椅子を出して聴き入る光景も見られ「街との一体感がある」(小杉啓文さん)。

飲食店の屋台も多く、牛タンなど仙台のグルメや地酒を味わいながら会場をハシゴするリピーターも。「ストリート系ジャズフェスのお手本といえるほど地域に根付いている」(田中伸明さん)。昨年は70万人以上が詰めかけた。

震災時は開催が危ぶまれたが、全国から多くの支援を受け乗り切った。「日本のジャズフェスの歴史の中でも今後の見本となる姿」(加瀬正之さん)。街おこし、都市再生関連での受賞も多数ある。

(1)9月7、8日(2)無料(3)電話022・722・7382

2位 横浜ジャズプロムナード
(横浜市) 530ポイント
ジャンル多様 街歩き楽しみながら

1993年から開催し、1位の定禅寺と並んで都市型ジャズフェスの先駆け的存在。ロック調やレゲエ調など様々なジャンルのジャズを聴こうと、全国から毎年10万人以上が詰めかける。

横浜は米軍の施設があり、早くからジャズが広まった。「ジャズの街・横浜というイメージに加えて、市民参加と街のあちこちでの開催という今のジャズフェスに求められている要素がそろっている」(小杉さん)

ホールやライブハウスなど有料会場のほか、無料の街角ライブもある。港町ヨコハマの街歩きを楽しみながら「周遊チケットで自由に会場をハシゴし、2日間かけて全会場を制覇したくなる」(佐藤伸行さん)。「有名ミュージシャンの生演奏が堪能できる。普段は入りにくいジャズ喫茶やジャズライブハウスにも気軽に入れる」(島田奈央子さん)

(1)10月12、13日(2)前売り券4000円(3)電話045・211・1510

3位 サッポロ・シティ・ジャズ
(札幌市) 500ポイント
夏と冬 雄大な自然も堪能

夏と冬に分けて開催している。7月は札幌駅前通りのジャズパレードで開幕。約300のバンドが街のあちこちで演奏するライブパフォーマンスや、「札幌芸術の森」での野外ライブなどが行われる。12月は親子向けコンサートや楽器体験ワークショップなどを行う。

「次世代の人材育成や新人発掘、ワークショップ、シンポジウムなど教育観点のプログラムが充実している」(佐藤さん)。バンドコンテストもユニークで、「優勝者は海外ジャズフェスの出演権を与えられる。参加バンドの応援も楽しみのひとつ」(島田さん)。

昨年は夏冬合計で約15万人が訪れた。野外ステージライブでは、芝生に寝転びながらジャズを聴ける。

(1)7月7日~8月25日、12月18~22日(2)野外ステージは前売り3500円から(3)電話011・592・4125

4位 高槻ジャズストリート
(大阪府高槻市) 410ポイント
ボランティアが活躍 体験型も

「高槻を音楽があふれる楽しい街に」との思いから1999年にスタート。すべてのイベントやステージをボランティアの手で企画・運営しており、全会場が入場無料。運営費は特製Tシャツの売り上げを充てている。「学校、寺院、企業の施設からイベントホールまで多彩な会場があり、町ぐるみの観がある」(小杉さん)

ジャズだけでなくポップスのステージもある。「とにかくステージ数が多い。幅広い年齢層の人が楽しめる」(田中さん)。「体験型ブースやフリーマーケットなどが充実している点も見どころ」(門馬瑠依さん)。

(1)19年は5月3~4日、20年は未定(2)無料(3)https://www.0726.info/

5位 東京ジャズ・フェスティバル
(東京都渋谷区) 390ポイント
世界の一流アーティストが出演

日本を代表するジャズイベント。国内外の一流ジャズアーティストが演奏する。来場できない人のために、昨年はテレビやラジオでも会場の模様を放送した。

毎年、ジャズの最新トレンドを踏まえたテーマが設定され、フリースペースで開かれるライブでは新世代のミュージシャンも登場。「新しい音楽シーンを知ることができる」(島田さん)。メイン会場のNHKホールは有料だが「代々木公園ケヤキ並木の会場は無料で演奏が聴けて楽しめる」(門馬さん)。日本経済新聞社は東京JAZZ実行委員会のメンバーに入っている。

(1)8月30~31日、9月1日(2)NHKホールは3800~1万9800円(3)電話03・5777・860

6位 金沢ジャズストリート
(金沢市) 300ポイント
秋の移ろう季節感とともに

金沢はジャズが盛んな土地柄で、10万人弱がフェスに足を運ぶ。「開催が秋なのでジャズを通して移りゆく季節感と街の躍動する空気を感じられる」(馬場雅之さん)。有料、無料含め150を超えるライブがあり「多彩なラインアップで内容が充実」(藤原清登さん)。国内外の一流アーティストだけではなく、学生や社会人のアマチュアバンドも出演し「見る側も楽しめるプログラムが魅力」(加瀬さん)。

今年からプレイベントを本番1カ月前の8月に開き、お祭り気分を盛り上げる計画だ。

(1)9月14~16日(2)前売り券は2000~5000円(3)電話076・214・6810

6位 ジャズ・オーディトリア
(東京都千代田区) 300ポイント
名門「ブルーノート」が企画

東京・神田淡路町にある複合施設「ワテラス」内の広場を使って、3日間にわたり国内外のミュージシャンがパフォーマンスを繰り広げる。「無料で国内外のトップミュージシャンのステージを体験できる、日本でも例をみないイベント。回数を重ねて街になじんできた」(大伴公一さん)

名門ジャズクラブ「ブルーノート東京」がライブを企画するだけあって、出演者の顔ぶれは豪華だ。「トークショーや子供向けのワークショップもあり、幅広い年齢層が楽しめる」(田中さん)。

(1)19年は4月26~28日、20年は未定(2)無料(3)http://jazzauditoria.com/

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