マネー研究所

美味しいお金の話

老後資金「2000万円」 貯金+無理ない投資が鉄則 ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢

2019/7/5

■投資は上がったり下がったりで年利2~3%を狙うイメージ

235カ月間、預貯金などで5000円を積み立てて同様の成果を得るためには年利5%近い金利が必要な計算となり、確かに預貯金では実現できなかった成果といえます。実際の投資商品では運用中に信託報酬などの手数料やコストが発生するため、受取金額は評価額を下回りますが、長い目でみてのんびり運用をし、年利2~3%程度を目指すイメージといえるでしょう。

ただし、グラフをみると、09~13年ごろに売却すると逆に損失が出てしまうこともわかります。いつ買って、いつ売るのかによっても運用の成績は左右されるため、投資をすることが必ずしも利益につながるとは限りません。

必ずしも利益が出るとは限らないのに、なぜ投資を資産形成の一部に取り入れることが有効なのでしょうか。それは現預金で元本を確保して保有していても物価や景気は変動しているので、動かさないままでいると現預金の価値が相対的に変化してしまうというのが理由の一つです。

■投資は資産全体の価値を維持するため

そこで1999~2018年の間の消費者物価指数を見てみると、家具、教養娯楽、理美容用品などは物価が下落傾向にあります。例えば、家具・家事用品の物価指数(15年=100)は99年時点は143.0でしたが、18年は98.0です。同じ金額を持っていれば、今なら家具はたくさんの品数を購入できることになります。

食料や生鮮食品、水道光熱費、エネルギーなどは上昇傾向にあります。食料の物価指数は99年時点で94.2、18年は103.9ですから、同じ金額を持っていても、今は購入できる品数が減ることになります。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL