WOMAN SMART

キャリア

会議は分身ロボットで 遊びも仕事にする超働き方改革

日経DUAL

2019/7/8

常務取締役COOの中村研太さん(左)、People Divisionマネージャーの下司剛義さん(中)、同部門の有馬さよ子さん
日経DUAL

2011年に創業したデジタルコンサルティングファーム「プリンシプル」。ビジネスチャットツールを活用したリモートワークの仕組みを導入したり、早朝や深夜勤務を選べるなど、共働きしやすい環境を推進している。離れた拠点間のコミュニケーションを円滑にするために「分身ロボット」を導入したり、有休とリモートワークを組み合わせて長期休暇を取れる制度を導入するなど、同社のユニークな取り組みを紹介する。

■社長も社員も分身ロボットで手軽にコミュニケーション

タブレット端末が付いた一輪車のような物体が、静かに動き出す。画面には、シリコンバレーにいる社長の顔が映し出される。これは、社長の「分身ロボット」。話したい社員のところに一輪車は静かに近づき、会話が始まる――。

操作する人は、遠隔からパソコンを介して、備え付けのカメラで足元と正面を見ながら「運転」し、分身ロボットを自由自在に移動させることができる。支柱は伸縮可能なので、話す相手の目線の高さに、タブレット端末に映る目の高さを合わせられる。テレビ会議ではあるが、まるで相手がその場にいるようなコミュニケーションを可能にしている。

同社で主にこれを使用しているのは、米国オフィスにいることの多い、楠山健一郎社長。毎朝9時45分から始まる朝会は、全員参加が基本。東京にいない場合、社長はこれで参加する。

「普通のテレビ会議のシステムでは、モニターの中の人と、それを見ている人という『1対その他大勢』になってしまう。朝会は4人一組のグループに分かれて行うので、ロボットを使えば、社長がそれぞれのグループに近づき、議論に参加するとか、『最近どう』などと誰かに話しかけて1対1で雑談をすることもできます」と最高執行責任者(COO)の中村研太常務は説明する。

たまに、床のコード類に引っかかって前に進めないのを助けたり、部屋を移動する際にはドアを開けてあげたりする必要はあるものの、基本的には、遠隔から操作している。「以前は、パソコンに向かって自分が仕事していると、気づいたらいて横にいて一緒にのぞき込んでいることがあったのですが、人と違って動く気配がないから、本当に驚いてしまうので、それはやめよう、ということになりました」と中村さんは笑う。

最近は社長だけでなく、大阪支社に入った新しいスタッフも、東京のメンバーとコミュニケーションをとるために分身ロボットを使い始めたという。

まるで相手がその場にいるようなコミュニケーションが可能な「分身ロボット」(米Double Robotics社製)

WOMAN SMART 新着記事

WOMAN SMART 注目トピックス
日経doors
暗闇ボクシング爆速成長 経営者は20代塚田姉妹
日経DUAL
中学受験からの撤退 挫折感を持たせない方法は?
日経ARIA
マレーシアに7年住み知った 移住に向く人、向かな
日経doors
読者9割「メンターが必要」 欲しいアドバイスは?
ALL CHANNEL