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乃木坂46の堀未央奈が映画初主演 やっぱり私は女優

日経エンタテインメント!

2019/7/5

(写真:アライテツヤ)

「それは山戸監督が、私たちに寄り添うように演出してくださったから。台本通りに撮るのではなく、(俳優)4人の様子まで見ていてくれて、演じながら感じた感情まで拾って、セリフを書き換えてくださるんです。私たちの内側から出てきた感情を無視せず、むしろそこを引っ張り出してくださって。だから分かり過ぎて苦しくなるくらいで、その凝縮感にプレッシャーを感じたりもしましたが、ものすごくやりがいがありました。

山戸監督は映画に対する愛情も、映画を見る人への愛情もすごくて、妥協が一切なかったですね。その分、スタッフさんは大変だったかもしれないですけど、監督は本当にいろんなものを犠牲にして、最前線に立ってくださっていた。だからこそ、『私も一緒になって戦っていかないといけない。ついていくんじゃなくて、横に並びたい』と強く思いましたし、女性に対して、初めて『守ってあげたい』という気持ちになりました。

完成した映画で好きなのは、最後のほうの『私の心も体も私だけのものなんだ!』と叫ぶシーン。『自分自身を大事に』って訴えたくてもなかなか言えないですよね。これが監督の女の子への願い…『そうであっていいんだよ』という思いがこもった“言葉”なんだなと。大事すぎて、そのセリフを言うときはものすごい心拍数でした」

■「これだ」と思った女優業

白石麻衣、松村沙友理、山下美月ら、今春は乃木坂46メンバーのドラマ出演が相次いだ。堀も『遊戯みたいにいかない。』(第1話)に出演したが、女優業に興味を持ったのはいつ頃からなのか。

「もともと映画やドラマが好きで、人間観察も好きなので漠然と興味はありました。亡くなった祖母にも、小学生のとき『みおは女優におなりよ』と言われたりして。

大きかったのは、メイクさんの言葉ですね。私はよく人から『見るたびに顔が違う』と言われて、それがコンプレックスだったんです。でもあるメイクさんがポジティブに、『毎回違うってことは、役によって違う面を見せられるということ。カメレオン俳優みたいだから、女優さんに向いてるんじゃない?』と言ってくださったんです。そこからドラマや、今回映画を経験させていただいて、『やっぱり私はこれなんだな』って思いました。お芝居が好きで、人に届けたくて。見る人によって解釈が異なる女優さんになりたいんです」

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