MONO TRENDY

私のモノ語り

玉城ティナ 旅は「時間を止める」フィルムカメラで

2019/7/5

「旅行に行く時は、このカメラと36枚撮りのフィルムを3本くらい持っていきます。だから撮れるのは100枚くらい。最近はモノクロが好きで、SNSにモノクロの写真を上げることも多いです」

14歳からモデルとして活躍し、21歳の現在は女優業で急成長中の玉城ティナさん。「撮られるお仕事をするなかで、逆に撮ってみたいと思えてきた」という彼女が持ってきてくれたのは、中古のコンパクトフィルムカメラだった。7月5日公開の出演映画は『Diner ダイナー』。監督は写真家の蜷川実花さんだ。玉城さんにとってカメラとは。

■自分の心を見つめられる、フィルムカメラ

「私はもともとモノにほとんど執着がなくて、旅行に行く時も、どれだけモノを少なくして、快適に過ごせるかを大事にしています。荷物を預けるために並ぶのが苦手ということもあり、機内持ち込みサイズのスーツケースを愛用しています。

どれだけモノを少なくしても、絶対に持っていくのがこのフィルムカメラです。今はデジタルカメラで好きなだけ簡単に撮れますけど、フィルムは撮れる枚数に限りがあるので、考えて撮らなきゃいけない。その立ち止まって、時間を止めて撮るところが、フィルムカメラの好きなところです」

愛用している「CONTAX T3」

愛用しているのは、京セラ・コンタックス製の「CONTAX T3」。2001年に発売されたコンパクトフィルムカメラで、シンプルで美しい軽量ボディーや高い機能性、写りの良さで人気になった。しかし台頭するデジタルカメラに押されて生産中止となり、現在は中古市場で10万~20万円台の高値で売り買いされている。

「私もそのくらいの値段で、中古カメラ屋さんで買いました。私、お店をいくつも行き来するのが苦手で、すぐに決めちゃいたい人なんですよ。だから最初に入ったお店で相談しながら、『これが人気ですよ~』と言われて決めました(笑)。シルバーボディーのカメラが多いなか、オールブラックっていうのも決め手の一つになりましたね。

お気に入りのポイントは、押せば撮れるところ。機能的には自分で設定して撮ることもできるんですけど、私、そんなにファインダーを覗かずに撮っちゃうんですよ。感覚派なので(笑)。それでも撮れる、コンパクトカメラならではの手軽感が気に入っています。

あと私、機械との相性が悪くて、カメラもすぐ壊しちゃうんです。落とすとかじゃなく、なぜか急に動かなくなる(笑)。だけどこの子とは相性がいいみたいで、ずっと壊れずに持ち続けています。

フィルムで撮るようになって、写真を見返すことが増えましたね。デジタルだとデータがたまっていくだけで普段そんなに見返さないと思うんですけど、フィルムだと年に1~2回は『こういうところに行ったな』『こんなことがあったな』と見返して思い出す。そうすることで自分を見つめる時間もできますし、視点や画角で自分が分かるところもある。私は自分を知りたくて女優のお仕事をしているところがあるので、写真を撮って自分と向きあう時間を持つことは、すごく大事なことだと思っています」

「カメラに興味を持ったのは、撮られる仕事で、周りにカメラマンさんがたくさんいたから。フィルムカメラは、一眼レフやFUJIFILMのコンパクトカメラ『NATURA』もあって、CONTAX T3が3台目です」

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