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意外と楽しい公文書館 「令和」の複製・古文書講座… 展示や見学ツアー、体験教室などイベント多彩

NIKKEIプラス1

2019/7/4

国立公文書館では「令和」だけでなく「平成」も展示されている(いずれも複製)

重要な文書を保存・公開する公文書館。一般にはちょっとハードルが高いが、そこに行くとユニークな展示に加え、各種講座や体験教室もあり、意外な楽しさを知ることができる。無料・低価格なのもうれしい。

■夏休みには親子や中高生向けの見学会

「ここにある日本国憲法を見ると、紙質の悪さにみなさん驚きます。でも、戦後すぐの当時では、最高の紙だったんですね」。案内する職員の言葉に参加者はケースを見入った。国立公文書館(東京・千代田)が主催する見学ツアーのひとこまだ。

この「ふらっとツアー」は月1回開かれる。無料で予約は不要だ。閲覧室や文書の修復室、地下にある書庫に行き、その後に新旧の憲法や終戦の詔書(いずれも複製)など重要文書の解説をしてもらえる。5月下旬からは改元の際に菅義偉官房長官が掲げた墨書の「令和」も飾られている。「原本は内閣府にあるので複製だが、本物はいつ来るかと問い合わせも多い」

歴史的に貴重な文書や江戸幕府の古文書などを多数保存する同館では、実物の多くを閲覧できるだけでなく、特別展示や講演などのイベントもある。常設展示も、教科書に載っているような出来事の記録を目の当たりにできて楽しい。夏休みには親子や中高生向けの見学会も開く。

国の公文書館はほかに外務省外交史料館(東京・港)がある。外交に関する文書を保存しており、別館に無料の展示室がある。常設展示では幕末の日米修好通商条約や第2次世界大戦の降伏文書(いずれも複製)といった有名な史料や、吉田茂元首相の遺品・資料も見ることができる。

■自治体が運営する施設が増加

公文書館は行政文書や古文書など重要な資料を保存・公開する施設で、全国に90カ所以上あるとされる。国だけでなく、最近は都道府県など自治体が運営する施設が増えている。実際に使われた「一点もの」が多いのが特徴だ。資料の閲覧に加えて、様々なイベントも企画している。

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