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厚生年金の額は収入水準で変動 「定期便」で確認を そこが知りたい厚生年金(中)

2019/6/30

「老後に2000万円必要」という話題をきっかけに、筧家のダイニングテーブルは年金の話で盛り上がっています。恵の関心は、将来受け取る年金額に移りました。「年金だけでは暮らせないというけど、そもそも定年まで勤めたらいくらもらえるの?」

筧(かけい)家の家族構成
筧幸子(48)良男の妻。ファイナンシャルプランナーの資格を持つ。
筧良男(52)機械メーカー勤務。家計や資産運用は基本的に妻任せ。
筧恵(25)娘。旅行会社に勤める社会人3年目。
筧満(15)息子。投資を勉強しながらジュニアNISAで運用中。

筧幸子 加入期間の長さで年金額が決まる国民年金(基礎年金)と違って、厚生年金は収入の水準も影響するから「40年間勤めたらもらえる年金はいくら」というように一律では答えられないの。2003年4月以降は原則、賞与も含めた給与収入を12カ月で割って計算する「標準報酬額」を基に、年金額を計算するの。

筧恵 でもメドは知りたいよね。平均はどのぐらいなの?

幸子 厚生労働省が実際の年金額の例としてモデル世帯の月額を示していて、2019年度の年金額は月約22万円。モデル世帯というのは、40年間平均的な収入で勤めた夫とずっと専業主婦だった妻の世帯のことで、夫婦の基礎年金が6万5008円ずつ、夫の厚生年金が9万1488円ね。18年度に比べて月227円増えたのよ。

 へぇ。年によって年金額が変わるのね。

幸子 そう。物価水準などに合わせて年度ごとに年金額は変わるのよ。18年の物価上昇などに合わせて、19年度の年金額は0.1%引き上げられたわけ。過去の受給額の推移を見ると、金額はさほど大きくないけれど、増えたり減ったりしているのが分かるでしょ。

筧良男 14年度はずいぶん下がっているようだけど、これはなんで?

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