検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

人気続くAirPods 完全無線イヤホンの対抗馬を探せ

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

アップルが販売する、左右をつなぐケーブルもない完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」。登場以来高い人気を誇るイヤホンだが、新型が登場したこともあり、さらに目にする機会が増えている。なぜそんなに人気なのか。オーディオ評論家の山本敦氏がAirPodsの魅力を解説。その上でライバルとなり得る機種を紹介する。

◇  ◇  ◇

アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」。2019年3月に登場した新型はH1という新しいチップを搭載し消費電力や接続切り替え速度を改善、充電ケースもQi充電対応になった。前モデルの発売が2016年12月ということを考えると、かなり小さな変更といえるだろう。しかし、新モデルが発表される直前も人気が高かった「AirPods」。新型が出て町中で見かける機会がさらに増えた。

なぜAirPodsは人気なのか。

理由として考えられるのは使い勝手の良さだ。これは使ってみないとなかなかわからない。実際、筆者が装着していたときは「なんだかキノコみたい」とやゆしていた家族も、使い出すと「このスティック状の部分が耳の外のくぼみにフィットして抜群に安定する」と感心していた。知人の30代女性も「バッグから素早く出し入れできるコンパクトサイズ」「iPhoneとのペアリングが簡単にできる」点が気に入っているという。「ワイヤレスイヤホンは扱いが難しいと聞いていたけれど、良い意味で拍子抜けした」そうだ。

AirPods、3つの弱点

その一方で、実際に使い込んでみると弱点も見えてくる。これらの弱点は新モデルでも解消されていない。

一つはその形状だ。最近の完全ワイヤレスイヤホンはほとんどが、耳栓のように耳の穴をふさぐ「密閉構造」だが、AirPodsは耳を完全にふさがない「半密閉構造」。そのため密閉構造に比べると透明感のあるサウンドを実現しているのだが、周囲が騒々しい場所だと音が聴こえにくくストレスを感じることがある。特に地下鉄の中など騒音に囲まれる場所では音楽が聴こえづらく感じて、ついボリュームを上げてしまう。すると今度は自分が聴いている音楽が周囲に漏れるので、迷惑をかけないかと気兼ねしながら使わざるを得ない。

ふたつ目の不満は防水・防じん対応ではないことだ。もちろん軽く汗や水滴がかかったぐらいならすぐに拭き取っておけば壊れる心配はない。しかし最近のワイヤレスイヤホンは耐久性試験を行った上で防水・防滴、防じん仕様をうたう製品が増えている。

3つめはカラーの選択肢だ。そろそろホワイト以外のカラーバリエーションも欲しいと思っている人は多いのではないか。

これらの弱点を踏まえた上で、AirPodsのライバルとなる完全ワイヤレスイヤホン4機種を紹介する。

防水防じんに優れるソニー

まずはソニーの「WF-SP900」だ。構造は密閉型で、IP65/IP68相当の防水防じん性能を持つ。海やプールで泳ぎながらでも使えるほどの高い防水性能を持つ。本体に音楽プレーヤー機能を内蔵しているため、スマートフォン(スマホ)を持たずにスポーツクラブなどに出かけて走ったり、トレーニングしたりしながらイヤホンひとつで音楽を楽しめる。ブラック、ホワイト、イエローの3色がそろう。実勢価格は2万5000円前後(7月中旬、大手家電量販店のネットショップで確認。税込み。以下同)。

スマホから充電できるサムスン

2つめの候補は、5月下旬に日本でも発売されたサムスン電子の「Galaxy Buds」。構造は密閉型で、本体はIPX2相当の防沫(ぼうまつ)対応だ。こちらもブラック/ホワイト/イエローの3色をそろえた。

特徴は同社の最新スマホGalaxy S10シリーズとの連携機能だ。Galaxy S10シリーズの背面が充電パッドになっていて、ケースに入れた状態でスマホからイヤホンへおすそ分けワイヤレス充電ができるのだ。実勢価格は1万8000円前後。

デザインも優れるB&O

3つめはバング&オルフセン。アップルに負けない、プレミアムなイメージを誇る北欧の名門ブランドも音質・先進機能・デザインの三拍子がそろったイヤホン「Beoplay E8 2.0」を2月末に発売した。実勢価格は3万8000円前後。

カラバリはブラック、インディゴブルー、ナチュラル、ライムストーン、ピンクの5色。本体は密閉型構造で、汗や水に強いIP54相当の防じん・防滴性能がある。イヤホンにはMacBookをほうふつとさせるアルマイト加工とヘアライン仕上げを施したアルミニウム素材を採用。ケースは本革製。ワイヤレス充電にも対応している。専用のスマホアプリには音質を自在にカスタマイズできるイコライザー機能もある。

ついに登場したBeatsの完全無線

そして筆者が「最強のAirPodsキラー」になり得ると考えているのが、「PowerBeats Pro」。若い音楽ファンに絶大な人気を誇るBeats by Dr. Dre(ビーツ)から初めて登場した完全ワイヤレスイヤホンだ。

本体は密閉型構造で、防滴・防汗仕様。カラバリはブラック、アイボリー、ネイビー、モス(グリーン系)の4色をそろえる。AirPodsと同じく、iPhoneとのペアリングがワンタッチでできるシンプルな操作性を備えながら、耳掛けスタイルのイヤーフックを装備したことによりAirPodsよりも装着感がさらに安定する。価格は2万7000円前後とやや高価ながらも、同じ価格帯に属するライバルのプレミアムモデルを脅かす台風の目になりそう。このビーツの参戦によってイヤホンかいわいがさらににぎやかになり、刺激的な製品が続々と出てくればユーザーとしては願ったりかなったりだろう。

山本敦
フリーランスライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経て独立。AI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KにVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外のイベント取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_