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バックミラーのいとしい大人たち

【特集】バックミラーのいとしい大人たち

2019/6/23

夜のタクシー運転手はさまざまな大人たちに出会います。鉛筆画家の安住孝史(やすずみ・たかし)さんも、そんな運転手のひとりでした。バックミラー越しのちょっとした仕草や言葉をめぐる体験を、独自の画法で描いた風景とともに書き起こしてもらいます。

タクシー運転20年余 忘れえぬ笠智衆さんの五十円玉

鉛筆で描いた夕闇の柳橋周辺(東京都台東区・中央区)=画・安住孝史氏 
鉛筆の削り方で筆圧も調整し、消しゴムは使わない。「描いたら消さないのは、人生が後戻りできないのと同じ」

オーラ漂う兜町、平成で激変 「手ぶり符丁」懐かしく

夕暮れの東京・兜町(画・安住孝史氏)
かつての東証本館周辺をゆく人々からは「オーラ」が立ち上っていたという(画・安住孝史氏)

「二重橋まで」 思いやりのワンメーター

薄暮の二重橋(画・安住孝史氏)
「お召し列車」で国賓をもてなす当時の天皇・皇后両陛下(右)=画・安住孝史氏

縁は異なもの タクシーが運んだ男女の行く先物語

夜の新宿・歌舞伎町(画・安住孝史氏)
新宿・歌舞伎町にある映画館の入ったビルの上から顔を出すゴジラ像。「なんでものみ込んでしまう街」にふさわしい(画・安住孝史氏)

「走る」より「止める」が難しい 運転免許返納の理由

夕暮れ近い神楽坂下の交差点(画・安住孝史氏)
神楽坂らしいたたずまいの兵庫横丁(画・安住孝史氏)
安住孝史
1937年(昭和12年)に東京・下谷に生まれ、浅草で育つ。画家を志し、建築科に通っていた大学を中退。70年に初個展。銀座のサンドイッチマン、アイスクリーム売り、眼鏡店員など様々なアルバイトを重ね、72年からタクシー運転手に。中断をはさみながら20年余り務め、2016年に運転免許を返納した。現地でのスケッチやメモをもとに、消しゴムを使わない独自の技法で鉛筆画を描き続けている。画文集に「東京夜の町角」(河出書房新社)、「鉛筆画の世界」(東京堂出版)、「東京・昭和のおもかげ」(日貿出版社)など。共著多数。

鉛筆画家 安住孝史氏

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