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1泊でも一時金 医療保険、入院の短期化で新タイプ 保険料は割高も

2019/6/30

写真はイメージ=PIXTA

入院日数の短期化や通院治療に対応する新しいタイプの医療保険が出てきた。日帰りや1泊など短い入院でも一時金を受け取れたり、薬剤治療の費用を保障したりする。保障が手厚いため、保険料が割高になる場合もある。公的な保険制度もあるなかで、どういう人に向いているのか。保険選びの注意点をまとめた。

医療保険は病気やケガなど万一の場合に必要になる大金の支出に備えるものだ。公的な医療保険制度には、払った医療費が高額になったとき、自己負担額が一定限度までで済む「高額療養費制度」がある。70歳未満の現役世代の医療費の窓口負担は3割だが、高額の場合は一定額を払い戻す。

例えば医療費が月100万円かかった場合、3割の30万円を窓口でいったん払う。年収370万~770万円なら約21万円が健康保険から払い戻してもらえるので、自己負担は約9万円で済む。

公的制度を補完する民間の医療保険でも新たなタイプが登場している。

■日帰り入院でも一時金

厚生労働省の17年調査によると平均入院日数は29.3日と、20年間で約10日短くなった。日数別の分布を見ると10日以内に退院する患者が6割を占める。脳内出血やくも膜下出血など脳血管疾患の入院日数は80日近いが、心疾患やがんは20日弱だ。入院1日あたりの医療費が高くなる傾向があることもあって、短期入院保障を販売する保険会社が増えている。

医療保険は入院したら1日5千円や1日1万円などの給付金を払う「日額タイプ」が多い。1回の入院日数の上限を60日や120日などに設定している。

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