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増税前の夏のボーナス 貯蓄と支出の黄金比率は…

2019/6/29

今年の夏のボーナスは10月の消費増税前の最後のボーナスになる

「老後資金2000万円」問題が注目を集める中、まもなく多くの企業で夏のボーナスが支給される。まとまった金額を受け取れるボーナスは、貯蓄額を増やす好機だ。将来のための資産形成を重視するなら、どのような割合で使うべきか。ファイナンシャルプランナー(FP)に助言を求めた。

日本経済新聞社が中間集計した2019年夏のボーナスの支給額は、85万815円と前年比微増だった。7年連続で前年を上回るものの、増加率は縮小した。今年の夏のボーナスは、10月の消費増税前の最後のボーナスになる。支出と貯蓄の配分を考え、計画的に使うことが大切だ。

■あえて自己投資に

FPの八木陽子氏は「使途割合は年間貯蓄目標の達成度に合わせて考えるといい」と助言する。しっかりためられる人と、毎月赤字でボーナス依存度の高い人では課題が異なるからだ。

まず月収からコツコツ貯蓄できている「貯蓄体質の家計」にとって、ボーナスはいわば「余剰資金」。2割程度を貯蓄し、住宅ローン返済のボーナス月の増額分や特別な支出を確保した上で、八木氏は「あえて2割ほど自己投資に使ってほしい」と話す。

貯蓄癖が付いている人は、普段から必要な支出もためらう傾向にある。語学習得や資格取得、健康管理のためのジム通いなどにお金を使い、将来の「稼ぐ力」を養うという考え方だ。

毎月ぎりぎりで貯蓄目標は未達成という「収支とんとん家計」は貯蓄の割合を多めにしたい。「貯蓄目標を年収の1~2割に設定し、夏と冬のボーナスは貯蓄に充てる」(八木氏)。毎月赤字で生活費をボーナスで補填している「赤字家計」は、まず必要な支払いに充て、早急に家計の見直しが必要だ。

■特別支出を確保

FPの畠中雅子氏は貯蓄に回す理想の割合を2~4割とする。「冬のボーナスまで半年分の特別支出を書き出し、ボーナスから取り分けておくことが肝心」と話す。

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