Men's Fashion

Vゾーン 「チェック柄タイ」でこんなに新鮮

トレンド

2019.7.1

MEN'S EX

ペイズリーや幾何学柄などの柄タイのトレンドを反映したのか、今季の店頭にはチェック柄のタイが目立つ。それも綺麗な色味を用いたギンガムやマドラス風のチェックなど、どこか華やぎを感じさせるタイプが多い。カジュアルなニュアンスもあるため、この柄をビジネスで締めるのには抵抗を覚える人もいるかもしれないが、ベーシックな装いを新鮮に味付けしたいときや印象を柔らかに見せたいときにはうってつけ。

胸元を軽やかに彩るチェック柄タイ

10m先から目に飛び込んでくるようなあからさまなVゾーンコーデは無粋。1mの距離で初めてその人のセンスの良さが窺える。そんな控えめなバランスが好感度を高めるのだ。

とくに今回集めたやや掠れたような色調のものなら、初夏に相応しい爽やかさや軽快感の演出にも向く。食わず嫌いせず、クライアントや若い部下との距離を縮めたい場面などで是非活用してみてほしい。

タイは下の(1)と同じ。スーツ13万8000円/ラルディーニ(ビームス 六本木ヒルズ) シャツ3万4000円/マリア サンタンジェロ(トゥモローランド) チーフ4000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ)

1. DRAKE’S/ドレイクス

オレンジ、紫、そしてわずかに入った緑が効いたマドラス風チェック。ベージュのコットンスーツに合いそうだが、実はベーシックな紺スーツにも映える。シルク100%。剣先幅8cm。 2万2000円(渡辺産業プレスルーム)

2. ATTO VANNUCCI/アット ヴァンヌッチ

シアサッカーのような凹凸感のある生地の、薄手のコットン100%。涼やかな配色のギンガムチェックに加え、得意のセッテピエゲ(7つ折り)で、胸元が軽やかに仕上がる。剣先幅8.9cm。 3万3000円(エストネーション)

3. BREUER/ブリューワー

オレンジベースながら、白×水色のラインが入ることでグッと爽やかな印象。リネン100%ならではのスモーキーな発色やシャリッとした風合いも春夏に相応しい。剣先幅8cm。 1万3000円/ブリューワー(コロネット)

4. NICKY/ニッキー

濃淡のブルーによるグラデーションが美しいチェック柄。柄自体は軽やかなプリントながら、表面には細かな凹凸があるため、胸元に奥行きができる。コットン55%+リネン45%。剣先幅8.5cm。 1万8500円(シップス 銀座店)

5. AD & C 1956 MILANO/アーデー アンド シー 1956 ミラノ

多色使いの細かなチェックだが、パステル調の淡い色同士のためうるさくなく、軽やかに仕上げてくれる。しなやかで滑らかな薄手のウールを使用したことで、締め心地も格別だ。剣先幅8cm。 2万円(インターブリッジ)

6. FIORIO/フィオリオ

ややヴィンテージな趣も漂わせる、落ち着いた配色のマドラスチェック。シルクの光沢も程よく効いており、春夏らしい軽やかさとともに大人の色気をアピールできる。剣先幅8cm。 1万5000円(ユナイテッドアローズ 原宿本店)