夏風邪ひいてコンビニでのど飴、医療費控除はどこまでFPがお悩み解決

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のど飴が医療費控除の対象になる場合も
のど飴が医療費控除の対象になる場合も

夏風邪をひいてしまいました。コンビニで購入したのど飴(あめ)や、ドラッグストアのポイントで支払った風邪薬も医療費控除の対象になりますか。(50代男性)

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回答者:ファイナンシャル・プランナー 森文子さん

医療費控除とは、一定額以上の医療費を支払った人の税負担を軽くする制度です。

病院の診療代や病院までの交通費、薬局などで購入する医薬品など「治療」のための支出は広く医療費控除の対象です。出産に係る費用も控除の対象に認められます。

相談にある「のど飴」は、医薬品医療機器法(旧薬事法)に定める医薬品で、治療や療養に使用されていれば控除の対象です。医師の指示で処方された場合は当然対象。普段から好んでなめているような場合は対象外です。

栄養ドリンクやサプリメント、漢方薬は「健康の増進保持」「予防」が目的では控除が認められません。夏風邪対策にビタミン剤を服用するなどのケースは不可。風邪治療のために同法上の医薬品である漢方薬を服用すれば、医療費控除に含められます。

医療費控除の対象か否か。判断に迷う場合は「医薬品で、かつ、治療目的の支出か」を確認してください。

控除対象となる医療費の支払い方法は現金に限りません。電子マネーやクレジットカードでも構いませんが、質問にもある「ポイント払い」は医療費控除の対象に含めることはできません。ポイントの「消費」では、実質的な「支出」はなかったものとみなされるからです。

レシートを発行してもらう際「医薬品」と「それ以外」に分ける必要まではありません。申告時に対象外の商品を外して計算すれば十分です。

医療費控除を受けるためには、確定申告が必要です。医療保険者から交付を受けた医療費通知があれば、医療費控除の明細書の作成を省略することができます。

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