神社仏閣でもキャッシュレス お守り・賽銭…導入進むポイント賢者への道(119)

NIKKEIプラス1

写真はイメージ=PIXTA
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神社仏閣がキャッシュレス決済を導入する事例が増えています。京都にある世界遺産、下鴨神社では5月からクレジットカードや電子マネーを使ってお守りや記念品などの支払いができるようになりました。外国人を中心とする参拝者の決済ニーズに応えるのが狙いです。日本人の私たちにとっても「神社でカード決済なんて非礼では」などと遠慮しなくてよい時代となりつつあり、結果としてポイントをためる機会が増えていきそうです。

下鴨神社ではVisaやマスターカード、銀聯といった国際的にメジャーなクレカが利用できるほか、楽天Edyやnanacoなど多様な電子マネーに対応しています。利用するクレカや電子マネーによってはポイントが付きます。

お賽銭(さいせん)をキャッシュレスで供えられる神社もあります。岐阜県高山市の飛騨護国神社境内にある黄金(おうごん)神社では6月5日から、賽銭箱前に設けられたQRコードをスマホで読み取ることで決済できるようになりました。東京都港区の愛宕神社でも過去に期間限定で専用の賽銭箱を設け、電子マネーやコード決済に対応したことがあります。

キャッシュレス化は寺社以外の有名観光スポットでも進んでいます。京都にある世界遺産の二条城は4月から主要なクレカと電子マネーのほか、中国で普及するアリペイなどのQRコード決済を導入しました。兵庫の姫路城では以前からクレカが使えます。

政府は外国人が訪れる主要な観光スポットで「100%のキャッシュレス決済対応」を2020年までに実現させる目標を掲げます。クレカやコード決済が使える名所旧跡は今後ますます増えていきます。私たち日本人にとっても便利になり、ポイント獲得のチャンスが広がっていきます。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年6月22日付]