目指せ1000万円節約 マネーアプリをフル活用「マネーアプリ」をマネーハック(4)

30歳の転職で50万円の年収増をつかみ、そのままキャリアが推移したとすれば60歳までに生涯賃金が1500万円増になります。もしかしたら、ブラックな会社に腹を立て帰宅中のスマホで見つけた企業が、あなたの人生における収入を1500万円も変えてくれるかもしれないというわけです。

また、先ほどの家計簿アプリなどで節約に成功したお金は、個人型確定拠出年金(iDeCo)や少額投資非課税制度(つみたてNISA)を利用することにより確実に資産として積み上がります。

企業年金のない会社員は月2万3000円の積み立てがiDeCoでできますので、これを活用したとすれば30年間で元本として828万円積み上がります。投資に振り向け年4.0%の平均利回りを確保したとすれば、60歳時点での残高はなんと約1596万円にもなり、約768万円の運用益を得たことになります(さらに、掛け金を払う段階で所得控除の対象になるメリットがあるので、実質的な運用益はもっと多くなります)。

スマホを使いこなせば誰でもお得に

「スマホでお金を稼ごう」との話をすると、多くの人が短期売買の投資を思い浮かべます。しかし、ここで紹介している手法は、個別株のデイトレードにのめりこむ必要もなければ、外国為替証拠金(FX)取引でスマホと終始にらめっこをする必要もありません。

むしろ日常生活で普通に使える「電子マネー」「ポイントカード」「クーポン」「家計簿」といったツールをスマホで利用していくだけで、誰でも手に入れることができるのです。

あなたの手元にあるスマホ(もしかしたらこの記事もスマホで読んでいるかもしれませんね)は、実はとてもパワフルな可能性を秘めています。そのポテンシャルを発揮するためにぜひ、マネーアプリをインストールしてみてください。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「スマホ1台で1000万円得する! マネーアプリ超活用術」(PHP研究所)など。http://financialwisdom.jp
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ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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