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「こんまり」式で余白時間 朝活にも片付けメソッド 学びを成果につなげるための「ひとり朝活」主義(5)

2019/6/24

片付けの方法を使って朝活時間を捻出する(写真はイメージ=PIXTA)

「朝イチの時間で事前準備や計画をしたほうがスムーズだということは、頭では分かっていても、睡眠時間は削れないから自分には無理」と考える人は多いようです。しかし睡眠時間を削らなければ朝活できないというのは大きな誤解。睡眠時間を減らさずに考える時間を朝いちばんにつくるには、収納コンサルタント近藤麻理恵さん(通称「こんまり」さん)の片付けメソッド、「こんまり」式が効くそうです。「朝活のプロ」池田千恵氏が解説します。

■朝活で眠い人は手段と目的が混同している

朝活をする人が「意識高い系」と言われてしまう理由は、「本当は何をしたいのか」「優先順位は何か」という計画を立てる暇なく、「何か動かなければ」と闇雲に解決策を求め、インプットばかりする人が一定数存在しているからだということは連載の第1回でも述べました。

実は「意識高い系」に限らず、このような「手段と目的の混同」は至る所に存在します。「朝活したいけど睡眠時間は削れない」という悩みもそのひとつです。朝活の本来の目的は、睡眠により脳の情報が整理されクリアになっている朝、普段忙しさに流されてつくれない「考える時間」を朝一番につくることにあります。したがって睡眠時間を削ることで頭がぼーっとしてしまっては本末転倒です。睡眠時間を削ってまで朝4時起き、5時起きをする必要はないのです。何時起きでも、朝始業前にしっかり考える時間が確保できるのならそれは立派な朝活です。つまり、朝活は睡眠時間を削ることではなく、朝時間を使った思考習慣の先取りなのです。

■「あれもこれも」ではなく、「あれかこれか」が時間管理のコツ

とはいえ、思考習慣の先取りをするには今までの生活パターンの変革は必要です。1日は24時間と決まっているため、優先順位を付けて時間配分の工夫をしなければいけません。とするとまず頭に浮かぶのが「効率化」でしょう。二つのことを同時に進めることができないか? 時短するにはどうしたらいいか? ということを考えるのです。しかしここでもよく「手段と目的のはき違え」が起きます。

スケジュール帳がパツパツでいつも忙しそうにしている人が効率的にてきぱきと仕事をしているかというと、そうとは限らないことは往々にしてあります。来た仕事を空いた時間に順番に詰め込んだ結果のバタバタや、あれこれ同時にしようとして、結局注意力が散漫になり、一つひとつを順番に片付ければ1日で終わる仕事に3日かかっている、という場合が多いのです。本当に必要なのは、あれこれつめこんでスピードアップをはかるより、本当に大事なことは何かを見極め、それに集中する環境を手に入れること、つまり、何を残して何を捨てるかという決断です。

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