時計

ハミルトン、「映画」をテーマにした新作ウオッチ続々

2019/6/19

「ライフスタイルに着目してアプローチしていくことを重視している」

――年齢層ごとに攻めていく考えですか。

「年代別に顧客を区切ってターゲティングしていくというよりも、ライフスタイルに着目してアプローチしていくことを重視しています。というのも、ダイバーシティが加速してライフスタイルが多様化してるためです。ハミルトンのブランドとリンクして考えると、映画であったり、航空であったり、それぞれのスタイルに共感する人にどう訴求していくかが大切だと考えています」

「ハミルトンのユーザの75%は男性です。学校を卒業して初めての機械式時計の購入であったり、結納返しであったり、ブランドに入ってくる機会は特徴的で、ライフスタイルよりの傾向が強いと思っています。これまで20歳代後半から30歳代のビジネスマンにフォーカスをあてて訴求してきましたが、もう少し幅を広げた層へのコミュニケーションを強化していきたいと考えています」

■伝統に甘んじることなく、革新めざす

「実際の我々のいる価格帯は競争が非常に激しくなってきています。一定のマーケットシェアを獲得していますが、だからこそ、伝統に甘んじることなく、革新をめざしていくとことに非常にこだわっています」

「革新とは挑戦であり、いかにイノベーション(技術革新)を実現するかということになります。例えば、新作『カーキ フィールド メカ』には『H-50』という新しい駆動装置(ムーブメント)を搭載しています。80時間という非常に長いパワーリザーブ(連続駆動時間)をあえて手巻きで実現しているところは、まさに革新のポイントになっています」

「一方、伝統の良さを伝えていくという点では、デザインの細部の美しさへのこだわりを非常に追究しています。やはりディテールの仕上がりひとつで、時計の良しあしや評価が変わります。そこは引き続き大切にしていきたいと思っています」

――日本市場をどう攻めますか。

「今年、日本でやるべきことはたくさんあります。まず1つ目は実店舗の展開です。次に、販売店にオンライン上でもきちんと売ってもらえるように環境整備を進めていきます。まずは自分たちのサイトできちんと整備して、それを他にも展開していくということを考えています」

(聞き手は平片均也)

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