分配型投信、新世代が人気 分配金控えめで長生き対応QUICK資産運用研究所 清家武

新タイプのもう一つである目標払い出し型は年3%、5%などと分配目標が一般的に定率で決まっていて、目標通りに分配金を出す。純資産残高は19年5月末時点で前年同月比19%増の1955億円となった。

目標払い出し型は2つに大別できる。分配目標が3%程度と低く、分配金を出しても基準価格が大きく下がらないことを意識した「控えめタイプ」と、分配目標が10%以上と高い「多めタイプ」だ。現在注目されているのは控えめタイプ。運用成績によっては分配金が元本の取り崩しになる場合があるが、目標水準を控えめに設定しているため基準価格が大きく下がるリスクは小さいとされる。

目標払い出し型投信の純資産残高ランキングでは「野村ターゲットインカムファンド(愛称:マイ・ロングライフ)」が首位となった。控えめタイプに分類される。海外債券の比率が高いバランス型ファンドで、インカムゲインを増やすためオプション取引を組み合わせるなどの工夫をしている。目標の分配金利回りは年率3%。金額ベースにすると現在は隔月で50円の分配金を出している。

三菱UFJ国際投信が運用する「わたしの未来設計<安定重視型>(分配コース)」も控えめタイプで、国内債券への投資比率が高いバランス型投信だ。このファンドは分配金目標を利回りでなく金額で提示している。隔月分配で、現在の目標分配額は20円。分配金利回りに換算すると年1.2%になる。目標のリスク水準も定めており、リスクの度合いを示す標準偏差は5%程度と小さい。