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人事を変えるテクノロジー

同僚の「いいね!」で成長 アットコスメのHRテック アイスタイルVicePresident・ヒューマンリソース本部長 鈴木敬介氏

2019/6/26

――会社のカルチャーを変えるというのは。

「当社は『共創の精神』という価値観を掲げています。社員全員がアイデアを出し合い、自ら動く社風ということです。ところが、社員が増えるとともに価値観も薄れがちになっています。社員が会社の価値観を改めて意識し、自発的に行動を起こすようにしたい。ユニポスをそのきっかけにしたいのです」

ユニポスでのやり取りのイメージ=アイスタイル提供

「会社の行動基準や価値観については『#相互理解とリスペクト』などと、ハッシュタグ付きのキーワードを用意してあります。コメントを投稿するとき、このキーワードを入れてもらいます。どの価値観に沿った行動や評価なのか、ひと目で分かるようにし、常にキーワードを意識させる効果を狙っています」

■他社と比べて改善点を探る

――もらったポイントは人事の評価に反映するのですか。

「評価や報酬には、直接的には結びつけていませんが、年間で多くのポイントをもらった人を全社ミーティングで表彰します。また、昇格などを判断する際には、会社の価値観や行動指針に沿っているかも基準の一つなので、間接的には影響が出てくるでしょう」

「コメントの言葉自体は詳しく分析していません。ただ、ポイントとハッシュタグ付きキーワードの関係には注目しています。たとえば、ポイントが動いた事例に『#オーバー・ザ・ボーダー』というキーワードが関連づいていれば、『部署間を越えた行動が増えているな』とか『部署間をつなぐハブになる人材がこれだけいるな』といったように、社内の動きやつながりが見えるからです」

――社員がつながると、どんなメリットがありますか。

「社員がほかの人の仕事を『自分ごと化』するようになります。当社の社員は現在、7割以上が入社3年未満です。事業分野も広がり、お互いによく知らない事業や業務が増えています。そのままにしておくと、遠心力が働いて社員の意識がバラバラになり、殻にこもって組織がうまく回らなくなります。他人の仕事も、自分に関係することと捉えるような仕組みをつくる。それも人事の仕事だと思っています」

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