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アイスタイルVicePresident・ヒューマンリソース本部本部長の鈴木敬介氏

アイスタイルVicePresident・ヒューマンリソース本部本部長の鈴木敬介氏

化粧品に対する消費者の口コミ評価を集めるサイト「アットコスメ」の運営会社、アイスタイル。530万人を数える会員の口コミを生命線とする会社らしく、社員の評価にも口コミを思わせるシステムを導入し、働く意欲の向上や働き方の改善につなげようとしている。人事に最新のIT(情報技術)などを利用する「HRテック」に積極的な同社の考え方を鈴木敬介VicePresident・ヒューマンリソース本部本部長に聞いた。

周囲の仕事ぶり、コメントとポイントで称賛

――どんなHRテックを導入していますか。

「たくさんあります。社員同士が評価・称賛し合えるシステム『ユニポス』や、フェイスブックの企業向けSNS(交流サイト)『ワークプレイス』、人材データベースの『カオナビ』などです。新入社員から、『システムが多い』と不満がでるほどです」

「私は2017年に人事担当として入社しました。18年から新しい人事制度を構築するため、HRテックを活用しています。当社は『アットコスメ』というユニークなビジネスモデルでスタートしたベンチャー企業ですが、19年6月末にはグループ全体で1400人規模になります。もうベンチャーという規模ではないので、今後は『事業軸』に加えて『人軸』も強化する必要があるという経営判断になったのです」

――最近導入したシステムは何ですか。

「18年の初めから、ユニポスを国内全社で使っています。社員同士がフェイスブックの『いいね!』のような形で、相手の仕事や行動に感謝・称賛の言葉やポイントを贈るための仕組みです。当社では社内カルチャーを変える目的で導入しました」

「たとえば、ある社員の行動に対し、別の人が『会議での発言は新しい切り口で、とても建設的でした』などとコメントし、評価します。個人の名前も出します」

「コメントは、同僚やほかの部署の社員も見られます。見た人が評価できると思えば『いいね!』と同じような『拍手』というボタンを押して称賛します。コメントで称賛したり、拍手したりするとき、ポイントも一緒に贈ります。社員は1週間につき400ポイントの枠を持っていて、贈る対象を選ぶのです」

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