powered by 大人のレストランガイド
まるで西海岸のカフェのような店内 サンフランシスコ現代美術館の壁面アートで知られるリア・ローゼンバーグ氏のアートインスタレーションが展示されている

「カラフルな点心をさらに米国らしい色彩感覚で、食べられる花『エディブルフラワー』や野菜で飾り付けしているのが特徴です。そのためインスタグラムなどのSNS(交流サイト)で拡散され、あっという間に評判の店になりました」(亀岡さん)

渋谷ヒカリエ店の料理長は点心を専門に20年の経験を持ち、外資系ホテルのレストランなどで点心のチーフを務めてきた馬渕了さん。

「オープンにあたりサンフランシスコの本店で研修してきましたが、同じレシピでも日本の食材を使うことや気温・湿度で味が違ってきます。同じ味を再現するのに苦労しました。結果的には日本式にローカライズすることなく本店の味をそのまま出せていると思います。ショウロンポウを始めとする点心は生地から一つひとつ手作りしているのもこだわりのひとつです」(馬渕さん)

ストローで飲むショウロンポウは本国でも一番の人気メニュー。ただ、この食べ方は本場・中国の点心店でも見られるものだそうで、「当店で生み出したというよりは、もともとあったものをダンプリングタイムらしい飾り付けで仕上げました」と亀岡さん。

店の外からも客席からも見渡せる点心ルーム 右は料理長の馬渕了さん

さっそく試食だ。セイロに入って運ばれてきたキングダムは一見「肉まん?」と思う大きさ。見た目も華やかで美しい。

「熱いのでお気をつけください」の忠告に、少し冷めたかなと思うころにストローを刺して飲んでみる。熱いスープをストローで飲むのは初めての体験。この不思議な感覚をSNSでシェアしたくなる気持ちも分かる。

まだ熱いままのスープが口の中に入ってきたので、ストローから口を離す。口の中がやけどしない温度になるまで、ちょっと吸っては舌で温度を確認するのを繰り返し、ちょうどいい温度になったところで、思い切って吸い込む。

メールマガジン登録
大人のレストランガイド