グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

話題のこの店この味

米国発、ストローで肉汁「飲む」小籠包 渋谷ヒカリエ

2019/6/29

巨大なショウロンポウの肉汁を太いストローですするのは中国でも見られるスタイル やけどに注意!?

2019年1月、「渋谷ヒカリエ」にオープンしたサンフランシスコ発の点心店「ダンプリングタイム 餃子時間」が話題を呼んでいる。点心とは中華料理の軽食の総称だが、中華らしからぬ、カフェのような空間で食すモダン点心に注目が集まっているのだ。客のほぼ全員が注文するのは特大サイズの小籠包(ショウロンポウ)「キングダム」。

その食べ方はユニークで、なんとストローをショウロンポウに刺し、中の肉汁を吸ってから食べる。ショウロンポウは豚のひき肉を小麦粉の皮で包んで蒸したもので、食べたときにジュワーと肉汁が口の中に広がるのが特徴だ。

この肉汁を逃さないのがおいしく食べるコツなので、ショウロンポウは一口で食すのが定石である。しかし、これは一口では食べられないので、ストローで肉汁をすするというわけだ。

一般的なショウロンポウの約6倍の大きさという「キングダム」(850円・税別)

同店を経営するのは石川県に本社があるアイエムエムフードサービス。石川県や東京を中心に、すし店やバーなど20店舗以上を経営している。

「サンフランシスコの本店は『デザインディストリクト』と呼ばれる、世界的IT企業が集まるエリアにあります。昼も夜も行列する人気店で、弊社代表がこの店にほれこみ、本店を経営する米ORG社を約2年かけて口説き落としました。そして、同じくIT企業が集まる渋谷にシンパシーを感じ、ヒカリエに出店いたしました」と広報・亀岡里佳さん。

渋谷はかつてITベンチャーのスタートアップの地として知られ、米国のシリコンバレーをもじって「ビットバレー」と呼ばれていた。一時期はグーグル日本法人やアマゾンジャパンが渋谷から撤退したものの、再開発によってグーグルが渋谷に戻り、再びテクノロジー産業の集積地となっている。中でも渋谷ヒカリエはディー・エヌ・エー(DeNA)などのIT企業が入居する、再開発のシンボル的な存在だ。

ORG社はサンフランシスコのすし店「Omakase(オマカセ)」でミシュランの一つ星を獲得しているほか、米国で人気店を数多く手がける外食企業。創始者は中国・西安出身で、同店で提供される点心は種類が豊富で色鮮やかなことで知られる西安のギョーザがベースになっているという。

グルメクラブ 新着記事

ALL CHANNEL