小学生憧れの仕事 YouTuber体験会に参加してみた

日経DUAL

(3)企画構成を考える

ここで、今回作る動画のお題が発表されます。今回のお題は、「ねんどスライムで遊んでみた!」。子どもに人気のスライムを使って、1分の動画を作成します。台本となる「ストーリーボード」には、以下の3つのブロックが用意されています。

1、始めの挨拶
2、紹介
3、終わりの挨拶

それぞれのブロックに絵とセリフを書き込んでいきます。

ちなみに、子どもの手元にあるスライムは、先生の手作り。通常のスライムに、紙粘土を混ぜて作ったのだとか。「手にベトつかない」「透明ではないため色が映りやすい」など、動画制作に適したアレンジが施されているそうです。

出演も、撮影も、編集も子どもたちでやる

(4)撮影

いざ、撮影です。

子ども こんにちは! 僕は○○です! 今日はふしぎな、ねんどスライムを紹介します。ではさっそく、さわってみましょう。見てください、こーんなに伸びます!

カメラに向かって一生懸命話し掛ける子どもたち。ハプニングもあり、みんなでゲラゲラ笑いながら大盛り上がり! 3ブロックに分けて撮る子もいれば、最後まで一発撮りで挑む子もいて、なんでも自由です。先生からは「カメラを見て、大きい声でね」という指示のみで、「こうすべき、ああすべき」という堅苦しい指示はありません。むしろ子どもと一緒になって笑い、「いいね!」と共感し、見守ってくれました。

出演する側だけでなく、撮影する側も子どもたちが行います。

「よーい、スタート!」と掛け声をかけて、スタートボタンを押す係。台本をカンペとして見られるよう、持ってあげる係など、役割を分担しながら撮影していきます。機材は、iPadに三脚と小さな照明だけ。シンプルなので、小学生でもすぐ使いこなせました。

(5)編集

編集も、子どもたち自身で作業します。いらないセリフをカットしたり、BGMや効果音をつけたり、テロップを入れたり。にぎやかだったおしゃべりがピタッと止まり、子どもたちは真剣な表情に。つい先ほどまで、ワイワイガヤガヤと盛り上がっていたのがうそのよう。すごい集中力です。

編集作業はパソコンを使わず、iPadだけで行うので、初めての子でも簡単そうでした(ソフトは「iMovie」を使用)。「えっと、なんだっけ?」「あ、間違えちゃった!」などの不要なセリフを分割し、消去。細かく映像をつなぎ直していきました。

また、歓声や拍手、警報などの効果音を入れてメリハリをつけたり、「どこにどんな文字を入れるか?」などテロップにもこだわったりしながら、見ている人に分かりやすく伝わるよう工夫していました。操作自体は簡単そうでしたが、なんとも根気のいる作業です。今回最も時間がかかったのが、この編集作業でした。「たった1分の動画を作るだけでも、こんなに大変なんだね」という声が子どもたちから聞かれました。