検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

モデルに俳優、MCも 伊藤健太郎「何でもやりたい」

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

2018年10月公開の映画『コーヒーが冷めないうちに』が興行収入15億円のヒット。さらに、メインキャラクターの1人を演じた10月期ドラマ『今日から俺は!!』が、子どもや若者の間でブームとなり、存在感が急速に増した21歳の伊藤健太郎。同世代には次世代の主役候補がひしめくが、彼が少し違うのは、他の分野の仕事にも積極的に取り組んでいることだ。

モデルとしてキャリアをスタートし、14年の連ドラ『昼顔』で俳優デビュー。西谷弘監督の指導のもと、キーパーソンとなる問題児役を熱演した。その後、連ドラ『学校のカイダン』(15年)などで経験を積み、NHK『アシガール』(17年)での若君様役で注目度を高めた。同年に映画『デメキン』で初主演すると、18年は映画6本、連ドラ5本に出演。俳優活動は順調に拡大しているが、さらにラジオのパーソナリティや情報番組のMCまで始めてしまった。役のイメージへの影響を恐れ、"素"を出す仕事を嫌がる俳優も多いなか、愛されるキャラクターと高い対応力で新たなファンも獲得。マルチな活躍ぶりは、若手男性俳優の新たなモデルケースとなりそうだ。

子どもから熱烈な視線

「振り返ってみても、『今日から俺は!!』は大きかったです。僕を知ってくださる方がすごく増えました。放送後に、チャリティーで寄付していただいたお金とプレゼントを持って岡山の児童養護施設に行ったら、みんなドラマを見ていてくれて、『今日俺ダンス』を踊ってくれたんです。先日も焼肉屋で隣にいた小さい子がジーッと見てきたので手を振ったら、お父さんが『ツッパリの伊藤さんのファンなんです』って。子どもたちにあんなキラキラした目で見られたら、もっと頑張らなきゃと思います。

福田雄一監督は、コメディに対してストイックですが、要所でこちらを気にかけてくれるし、一緒にお仕事をした人ならきっとみんな好きになるような方。ファミリー感が強いチームで、難しさも味わいましたが、とても楽しかったです。でも最初は、大きなドラマの2番手で、伊藤真司という役柄のポジションも含めて不安でした。それを福田組の常連でもある主演の賀来賢人さんに相談したら、『福田さんはもしダメだったらそう言うし、やりたいことを自信持ってやったほうがいいよ』と言ってくれて。その言葉に救われました。

『コーヒーが冷めないうちに』の塚原あゆ子監督とご一緒したのは、ドラマの『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(16年)以来2度目でした。またお仕事できたことがうれしくて、試写のときはそんな思いも混ざって涙があふれて。後日、塚原監督から『健太郎は見ている人を幸せな気持ちにさせる役者さんになれます』という内容のお手紙をいただきました。今後、僕のモチベーションの根幹になる言葉だと思っています」

知人の紹介で、中学生の頃からファッション誌でモデルの仕事を始めた。その数年後に、蜷川幸雄の舞台のオーディションを受けたのが、演技に触れた最初だった。

「モデルの仕事は『嫌だったら辞めればいいや』ぐらいの感覚で始めました。モデルの活動をしている中で、お芝居のオーディションがあるというので、何となく同じ感覚で受けに行って。結果、2次審査で落ちて、それまであまり大きな失敗をしてこなかったから、結構ショックでした。自分と同世代の人たちが1つの役を取るのに真摯に向き合っているのを見て、何の準備もせずにその会場に行った自分が恥ずかしかったです。

その後、演技のお仕事を少しずつさせていただくようになりましたが、最初に俳優としての目覚めを感じたのは、主人公(小栗旬)の高校時代を演じた映画『ミュージアム』(16年)です。初めて役が自分のことのように思えたというか。役の痛みと、自分の痛みの感覚がつながった感じ。これが役に入ると言われていることなのかなと思う瞬間がありました。『るろうに剣心』(12年、14年)の大友啓史監督だったのですが、僕の性格を分かってくれて、体育会系風に『オラいくぞー!』といつも鼓舞してくれました。あるときは『オマエ、佐藤健超えるんだろぉー!』って(笑)。強烈に覚えています」

ラジオは毎回新鮮な刺激

そして近年の活躍につながっていくわけだが、俳優業だけでなく、18年からは映画情報番組『ムビふぁぼ』(TBS系)のMCや、ラジオ『健太郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』が始まった。ラジオはこの4月から、月1回から週1回になり、朝の情報番組『ZIP!』(日テレ系)でも、金曜に映画紹介のコーナーを担当することに。俳優以外の仕事へのスタンスはどのようなものなのか。

「基本的に何でもやりたいんです(笑)。お芝居もモデルも、やってみなかったら分からなかった面白さがありました。なので、マネジャーさんが仕事を決めて、それをやるのが僕のスタイルです。1回、配信の『さしめし』という番組で、いわゆる"場を回す"役割として相手の話を聞いたりしたときに、とても楽しくて。それで、マネジャーさんがラジオのお話を持ってきてくれたから、めちゃくちゃテンションが上がりました。ラジオは緊張するけど、僕が話したことに対して、全く別の場所にいるリスナーさんからメールで反応が来たりするのが、純粋に楽しい。いろいろな考えを持つ人のことを知れて、コミュニケーションできるのは、役者の仕事においても大事なことだし、どこかでいい影響につながるんじゃないかなと思います。ほかには映画が大好きなので、今はまだまだですが、映像を監督として撮ることも、将来的にやってみたい気持ちはあります。

これからも芝居を磨くことはもちろん、いろいろな仕事に挑戦したいです。僕は大きな目標を立てられなくて、今日のことしか考えていないタイプですが、塚原監督にいただいた言葉を大切に、前進していきたいです」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2019年6月号の記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_