「公式の場は白い服」 エステー社長のブランド戦略WOMAN EXPO TOKYO 2019

2019/6/16

女性リーダーが議論 キャリア築く「マイルール」

「プレミアムセミナー」には4人の女性リーダーが登壇。フィリップス・ジャパンスリープ&レスピラトリーケア事業部事業部長の安部美佐子氏、三井物産人事総務部ダイバーシティ経営推進室室長の中山あやこ氏、KPMGコンサルティング製造セクター/I&D推進シニアマネジャーの千田尚子氏、日本電産企業戦略室長の中川由美氏が、女性がキャリアを築くための「マイルール」について意見を交わした。(文中敬称略)

議論する(左から)安部美佐子さん、中山あやこさん、千田尚子さん、中川由美さん(5月18日、東京都港区)

司会 現在の自分は20代の頃に思い描いていた姿と同じですか。

中川 20代の頃に明確なキャリア像を描いていたわけではないが、ずっと海外を飛び回る仕事をしたいと思い、キャリアを描いてきた。子供の頃からやりたいと思っていたことを、今実現できている。

中山 「こうなりたい」という理想像は持たずに入社した。「道のないところに道を作る」というキーワードにひかれて当社に入社し、懸命に仕事をしてきたところにキャリアが伴ったという感覚だ。ちなみに、小学生の頃の夢は専業主婦だった。

司会 20~30代のうちに経験しておいてよかったことはありますか。

安部 自分の経験で大きかったのは1社目に入社した外資系企業が日本オフィスを閉じることになり、ある日突然失業したこと。会社がずっと存在し、自分の面倒を見てくれると思っていたのでぼうぜんとした。無理やりのキャリアチェンジになったが、「自分のお金は自分で稼ぐ」ことを身をもって体験したからこそ今があると思っている。

千田 オフの時間に美術や演劇など仕事とは異なる側面に触れるようにしている。環境は常に変化する。一見関係ないように見えても仕事に活用できることもあり、仕事で専門性を究めつつ異なる文化に触れることは必要だと思う。

司会 皆さんはリーダー職を目指していましたか。

千田 個人競技が好きで、リーダー職をあまり意識してこなかった。今でも自分がリーダーだという感覚は少ない。チームをまとめることはあるが、それぞれのメンバーとは常に対等に接している。一方で個人としての限界があるのも事実。業務のなかでよりよい結果を出せるように、協力し合っている。

安部 20~30代のときは行き当たりばったりでリーダー職は考えていなかった。社内でステップアップを続けるうちに、営業職として数字をもっと伸ばしたいと向上心が出てきた。自分1人では限界があり、チームとして目標に到達しようとする過程で、リーダーになりたいと思っていたようだ。

司会 ワークライフバランスを保つコツは。

中山 自分という人間は1人なのに、仕事とプライベートでバランスをとらないといけないという考え方に違和感がある。「ワークライフマネジメント」ができてますかと問われればイエス。仕事と家庭での時間の整理をしながら過ごしている。

中川 仕事と家庭のバランスというと、仕事の割合が多い。1日で仕事の時間が多くなるなら1週間単位で、それが難しければ1カ月のなかでバランスをとる。多忙なとき、家族には「今は忙しいけれど、その後は一緒に過ごそうね」と話している。

(司会ははぴきゃり社長の金沢悦子氏)