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日本人3人に1人が脂肪肝 何をすればチェックできる

日経Gooday

2019/7/6

正解は、(3)超音波(エコー)検査を受ける です。

■日本人の3人に1人が脂肪肝! では自分は?

脂肪肝とは、その名の通り、肝臓の中に脂肪がたまった状態です。人間ドックを受診した日本人1578人(男性1208人、35~69歳)のうち、実に32%が脂肪肝だったというショッキングな報告(J Clin Biochem Nutr. 2009;45(1):56-67.)も出ています。気になる方も多いでしょう。

しかし、自分が脂肪肝かどうかは、どうすれば分かるのでしょうか。会社などで受ける健康診断の結果にも「脂肪肝」という項目はありません。

肝臓専門医で自治医科大学附属さいたま医療センター消化器内科元准教授の浅部伸一さんは、「脂肪肝かどうかは、通常は「超音波(エコー)検査」により判断します。脂肪肝だけではなく、胆石、肝臓がん、腎臓がんなどの検査にもなります。法的に義務づけられてはいないので会社の健康診断では普通やりませんが、簡単にできるうえに情報量が多いこともあり、ほとんどの人間ドックで行われています」と話します。

一般に企業の健康診断では、血液を採取してγ-GTP、ALTなどといった肝機能の検査を行います。こうした数値から判断できると手っ取り早いのですが、それだけでは判断できないと浅部さんは話します。

「残念ながら血液検査では、『疑わしい』としか言えません。γ-GTPやALTがいくつ以上だと脂肪肝ということはありません。体形、酒量、血液検査の数値などを総合的に見て、『可能性が高い』と言えるだけです。血液検査の数値が正常であっても脂肪肝ということもあります。ただ、肝細胞の壊れ具合を見る指標であるALTに異常値が出ている場合は、より問題である可能性が高いとは言えるでしょう。また、脂肪肝によりγ-GTPが高くなることも多くありますが、脂肪肝だけで上がるわけではありません」(浅部さん)

超音波検査をすると、脂肪肝の場合は肝臓が白っぽく映ります。それで脂肪肝かどうかを判断するのだそうです。

「ただし、超音波検査では、脂肪肝の進行度合いを数値で正確に評価することはできません。また、腹部に脂肪が多い人は分かりにくい。はっきりしない場合や、脂肪肝の程度がかなり重い場合、脂肪肝以外の病気の可能性がある場合などには、さらにCT(コンピュータ断層撮影)検査やMRI(磁気共鳴画像)検査を行います」(浅部さん)。

(日経Gooday)

[日経Gooday2019年6月10日付記事を再構成]

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