津田大介「取材用にほしい」 ぶれない小型動画カメラ

下の動画はアクティブトラックをオンにした状態。上下左右に動くモデルをカメラが自動で動いて追尾しているのがわかるだろう。

屋外で被写体と一緒に歩きながら撮影する際にもアクティブトラックは便利だ。自動で被写体を追尾してくれるので、周囲にも気を配りやすい。

アクティブトラック機能は、室内での打ち合わせや取材にも役立つと感じた。Osmo Pocketは三脚がなくても自立するので、会議室の机に置いておけばレコーダーの代わりになり、取材対象者などのキーマンを常に撮影できるだろう。

本格的な動画を手軽に撮影できるので、将来はテレビのロケやWebメディアの撮影などにも使われるようになるかもしれない。今回は使用できなかったが、音声にこだわる撮影には、外付けの3.5mmマイクが接続できるアダプターも販売されている。

プライベート用途も楽しそう

Osmo Pocketを試してみると、同じタイプのカメラは意外と少ないことに気づく。動画を撮影できる小型カメラはGoProをはじめ数多くあるが、Osmo Pocketはジンバルを搭載し、単体でもしっかり握れる形になっている。取材で急に動画を撮りたいという事態になったときに、いつでもカバンに入れておける軽さは魅力的だ。とても使い勝手の良い製品だったので、取材用に買おうと真剣に考えている。

僕は仕事用としてOsmo Pocketに関心を持ったが、このカメラはプライベートでも役立つはずだ。たとえば小さな子どもやペットを撮影したい人には魅力だろう。小さいから休日の外出時に持ち歩いても負担にはならないし、ジンバルを搭載しているので手ぶれを心配せずに撮影できる。家族の撮影にアクティブトラックを使うのも楽しいのではないか。

デザインもシンプル。ビジネスやプライベートを問わず、幅広い用途に向いている
津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)など。近著に「情報戦争を生き抜く」(朝日新書)。芸術監督を務める「あいちトリエンナーレ2019」が8月1日から開催される。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー、モデル 太田佳櫻里)

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