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津田大介「取材用にほしい」 ぶれない小型動画カメラ

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NIKKEI STYLE

取材に動画を活用してきたジャーナリストの津田大介氏が、最近に気になっているというのがDJIの小型カメラ「Osmo Pocket」だ。ポケットに収まるコンパクトなサイズながら手ぶれが少ない映像が撮れるという。実際に使用してみたが、使い勝手はどうだったのか。

◇  ◇  ◇

昔から僕は取材のときに動画を撮影することが多い。取材内容は原稿にまとめるにしても、状況を見直したり伝えたりするのに動画はわかりやすいからだ。

撮影ではiPhone Xを使うことが多い(記事「iPhone XとGalaxy Note8 津田大介の評価は?」参照)。いつも持ち歩いているスマホだけに手軽に取り出せるのは魅力だが、長めの撮影には向いていない。ある程度の時間、撮影を続けようとすると腕や手が疲れてくるからだ。同じような経験を持つ人も多いのではないか。また液晶をこまめに確認していないと、取材対象者がフレームから外れてしまっていたなんて事態も発生する。

そんな問題の解決策になるのではないかと、注目していたのが、ドローンなどを手がけているDJIが開発した小型カメラ「Osmo Pocket」だ。

本体サイズは121.9×36.9×28.6ミリ。手で握りやすい形状で、シャツの胸ポケットやズボンの尻ポケットにも入る。本体重量も116グラムと非常に軽い。外出するときにカバンに入れておいても負担にならない重さだ。

撮影機能も豊富で、4K/60fpsでの動画撮影以外にも、3×3パノラマ撮影やタイムラプス撮影、スローモーション撮影にも対応している。

だがOsmo Pocket最大の特徴は、このサイズなのに手ぶれを抑える「ジンバル」を搭載している点だろう。カメラが撮影時の傾きや揺れを補正するため、歩きながらでも滑らかな動画を撮影できる。普段スマホで動画を撮っている人は、その違いに驚くだろう。

下が実際に撮影した動画だ。モデルの前に回り込むため早歩きもしているが、ブレることなく滑らかな動画を撮影できている。モデルの奥に映っているガードレールや信号機を見ると、ほとんど揺れていない。

スマホを接続して使えるけれど

Osmo Pocketは単体でも使えるが、付属のアタッチメントを付ければスマホに接続できる。スマホの大きい液晶で設定やプレビューを確認できるわけだ。

ただ、スマホを接続すると両手で操作する必要があり、片手で扱える操作性の良さが犠牲になってしまう。

実際に試用してみて、Osmo Pocketは単体で使ってこそ、その良さを実感できると感じた。設定の変更や録画できているかなどのチェックは本体の小さな液晶でも問題ない。単体で使ったほうが、小型カメラならではの手軽さを実感できるはずだ。

被写体を自動追尾する機能も

Osmo Pocketを使っていて便利だと感じたのが、被写体を自動で追尾してくれる「アクティブトラック」「フェイストラック」だ。

液晶画面に映った被写体をダブルタップして撮影をスタートすると、被写体が移動してフレームから外れそうになっても、カメラが勝手に動いて捕捉し続けてくれる。この機能は取材時には特に重宝するだろう。スマホだと被写体がきちんと映っているか常に気を付けていないといけないが、Osmo Pocketならカメラ任せにできる。セルフィーモードにすると「フェイストラック」モードが撮影者をトラッキングしてくれるので自撮りもしやすい。

下の動画はアクティブトラックをオンにした状態。上下左右に動くモデルをカメラが自動で動いて追尾しているのがわかるだろう。

屋外で被写体と一緒に歩きながら撮影する際にもアクティブトラックは便利だ。自動で被写体を追尾してくれるので、周囲にも気を配りやすい。

アクティブトラック機能は、室内での打ち合わせや取材にも役立つと感じた。Osmo Pocketは三脚がなくても自立するので、会議室の机に置いておけばレコーダーの代わりになり、取材対象者などのキーマンを常に撮影できるだろう。

本格的な動画を手軽に撮影できるので、将来はテレビのロケやWebメディアの撮影などにも使われるようになるかもしれない。今回は使用できなかったが、音声にこだわる撮影には、外付けの3.5mmマイクが接続できるアダプターも販売されている。

プライベート用途も楽しそう

Osmo Pocketを試してみると、同じタイプのカメラは意外と少ないことに気づく。動画を撮影できる小型カメラはGoProをはじめ数多くあるが、Osmo Pocketはジンバルを搭載し、単体でもしっかり握れる形になっている。取材で急に動画を撮りたいという事態になったときに、いつでもカバンに入れておける軽さは魅力的だ。とても使い勝手の良い製品だったので、取材用に買おうと真剣に考えている。

僕は仕事用としてOsmo Pocketに関心を持ったが、このカメラはプライベートでも役立つはずだ。たとえば小さな子どもやペットを撮影したい人には魅力だろう。小さいから休日の外出時に持ち歩いても負担にはならないし、ジンバルを搭載しているので手ぶれを心配せずに撮影できる。家族の撮影にアクティブトラックを使うのも楽しいのではないか。

津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に「情報の呼吸法」(朝日出版社)、「Twitter社会論」(洋泉社新書)、「未来型サバイバル音楽論」(中公新書ラクレ)など。近著に「情報戦争を生き抜く」(朝日新書)。芸術監督を務める「あいちトリエンナーレ2019」が8月1日から開催される。

(編集協力 藤原龍矢=アバンギャルド、写真 渡辺慎一郎=スタジオキャスパー、モデル 太田佳櫻里)

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