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男女区別なしが多いパラリンピック 女子は貴重な戦力

2019/6/14

女子のスポーツ参画を促す目的で、五輪と同様、パラリンピックも意図的に女子の参加枠を増やしている。このため東京パラリンピックでは、過去最高の女子の参加が見込まれている。

2012年ロンドン・パラ参加選手のうち女子は35.4%の1503人。16年リオでは38.6%の1671人だった。東京では4400人の選手枠のうち最低1754人、39.9%が女子に割り当てられた。パラに特徴的なのは男女の区別なく参加可能な競技が多く、その枠がさらに300人分あること。この枠で参加する女子がいれば、割合はもっと増える。

五輪で男女別なしは馬術だけ。パラでは馬術のほか車いすラグビー、ボッチャ、そして車いすテニスのクアードがある。車いす同士の激しいタックルで知られる車いすラグビーで、女子は貴重な戦力だ。コートに入る4選手の障害に応じた持ち点の合計を8点以内に収めないといけないが、女子が1人入ると、0.5点減らすルールがある。つまり女子を使うと、障害が軽い持ち点の高い別の選手を使いやすくなり、チームにとって有利。日本代表では倉橋香衣選手がその役目を果たし、昨年の世界選手権優勝に貢献した。

ボッチャでは、リオの団体戦で藤井友里子選手が日本の銀メダル獲得の一翼を担った。車いすテニスのクアードは、手にも障害をもつ選手がプレーする種目で男女を区別しない。世界ランキングも男女一緒で、その中で現在女子のトップが日本の石川ミカ選手だ。

NHKの大河ドラマ「いだてん」では大正時代、初めてスポーツを体験した女性の喜びが生き生きと描かれる。来年の東京パラでも、そんな笑顔がたくさん見られそうだ。

(摂待卓)

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