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就活

安定志向だからベンチャー 若手リーダーの就活時代 ガイアックス管大輔氏(29)に聞く

2019/6/21

■「こんな働き方がしたい」と思える大人を探す

田中 キャリアデザイン学部では社会で働く具体的なイメージを持つために、2年生のうちからインターンに行ってもらうようにしています。学生時代に働き方や働くイメージをどう持ったらいいと思いますか?

管 変化の激しいこの時代で、事業の予測は非常に難しいです。だから新規事業をどのメンバーに任せるかを決めるとき、熱量や思い入れの深さで判断することが多いですが、社員に何かしたいことありますかと聞いて、返ってこないこともよくあります。これってすごくもったいない。だから学生に対して思うのは、色々なコミュニティーに入って興味範囲を広げておいて、自分は何にワクワクするのか、自分は無意識でやっているのに皆からほめられることって何なのかを知っておくといいと思います。

僕はインターンはやっていなかったですが、バイトやサークル、立命館の同級生、福岡出身の学生の集まりなど多くのコミュニティーに出入りしていました。五感を使って色々な人や世界観に触れて、価値観を仕入れておくと、大人になってからチャンスが広がる気がします。

オランダ留学時代のホストファミリーと再会=管氏提供

海外で働く日本人と、海外で働いてみたい日本人学生がオンラインで対話してもらうコーチング事業を副業で最近始めたのですが、これも学生時代にオランダに留学して、ホームステイ先の親が日々、コーチングのように子供のやりたいことを引き出していることに感動した経験が大きい。僕がカッコイイと思う大人と学生が出会う機会を作っていこうと考えています。

田中 こんな働き方がしたいと思える大人の存在は重要ですね。私もライフキャリア論の授業で、雲の上の存在と家族との間で、キャリアモデルを3人見つけようと学生に教えています。学生で『憧れの大人は?』と聞くと本田圭佑さんとかが出てくるのですが、著名人のカリスマキャリアは遠すぎますし、親だと時代も市場も変化しているから的確なアドバイスをするのが難しい。管さんは学生時代にキャリアモデルのような存在はいましたか?

管 実はベンチャーに行きたいと思うようになったのは、中高時代の塾の先生の影響も大きいです。その方は監査法人で働いている方なのですが交友関係が幅広く、大企業の社員から起業家まで色々な大人が集まる会に誘ってくれました。そのなかで僕自身がとてもワクワクして、すごくカッコイイ大人だと思ったのが、だいたいベンチャーに人が集まる会だったんです。先生自身は海外を飛び回っていたので、いつか同じように海外を回りたいと思ったし、僕はこの方のおかげで大人になることが楽しみになりましたね。

(文・構成 安田亜紀代)

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