真珠の輝き、男性も 華やかジュエリーを粋につけるピンブローチからネックレスまで

2019/6/14
ニューヨークのファッションディレクターRiccardo Tortatoさんのクールな真珠のつけ方はインスタグラムで話題の的に
ニューヨークのファッションディレクターRiccardo Tortatoさんのクールな真珠のつけ方はインスタグラムで話題の的に

6月の誕生石、真珠はかれんで華やかな宝石だ。それゆえ、もっぱら女性を飾るものであり、男性には縁遠い存在と見られがちだった。だが実は、真珠は古くから紳士に似合うとされてきたジュエリーなのだ。歴史的にはローマ皇帝ネロやインドのマハラジャらが真珠を深く愛した。そして近年、欧米の感度の高い男性の間に愛好家が増えているという。現代の男性がパールジュエリーを上手に装うコツは何だろう。ミキモトの斉藤嘉一さんとともに、オン・オフでの粋なつけ方を探った。




■入門編にはピンブローチ

まずはビジネスシーンだ。入門編として手にしやすいのが真珠をあしらったピンブローチ。ネコ、楽器といったモチーフがデザインされた愛らしいものがそろう。つける場所は「左襟が定番ですね。ジャケットの襟に花を挿すラペルホールがあるならそこへ。社章をつけるところです」。小さくても存在感は抜群。胸元が一気に華やぐ。

ネコ、楽器といったモチーフがデザインされた愛らしいものがそろうピンブローチ。上段左から2つ目が斉藤さんがおすすめする黒蝶真珠。直径は11ミリほどだ

ピンブローチはこの数年、幅広い世代の間で人気上昇中だ。ミキモトの店頭では男性誌で紹介された品を一度に数種類購入する会社員もいれば、妻と2人で使いたいという70代の男性もいるという。シンプルなものなら1万円台から。スーツにもノータイスタイルのアクセントにもなる万能選手だ。

モチーフ以外で斉藤さんが強くおすすめするのが一粒真珠のタイプ。アコヤ貝の小ぶりな白はダークスーツに映えて上品に見える。女性の好感度も高そうだ。「一粒ものをタイピンとして使う人もいますが、襟元の方がすてきです」

ミキモトの斉藤嘉一さんに黒蝶真珠とアコヤ真珠を2個付けしてもらった。ダークスーツに美しく映え、照明の加減で真珠の表情が変わる

人と差をつけるなら大粒の黒蝶(くろちょう)真珠を。黒蝶真珠には黒、グレー、グリーンなどが混じった独特の光彩があり、ベージュ系のジャケットなどに合わせるとひときわ美しい。「白と黒の2個づけもきれいですよ」