宵越しのポジション持たず コツコツ稼いで資産3億円

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回はぐらわんさん(33) 競馬好きの専業投資家。一口馬主で500万円を投資するも、株取引と違いほとんど勝てないとぼやく。

2005年~

ぐらわんさん 取引ロットを大きくしすぎず安定的に稼ぐのが大切

幼い頃から競馬ゲームに熱中し、お金を増やすことに関心を持つ。「ライブドアショック」の2カ月前に、パチスロで稼いだ400万円を元手に株式投資を始めた。初めて買ったのはイー・トレード証券(現SBI証券)で、売却益は30万円程度と上々の滑り出し。3年目には資産が1000万円を突破。大学を中退し、専業投資家の道を進む。

10年~

リーマン・ショック後に長く続いた株安はまさに買い場だった。IT(情報技術)銘柄や新規株式公開(IPO)株を中心とした取引で、資産は1億円を超えた。心がけるのは「宵越しのポジションは持たない」こと。日中に取引を終わらせコツコツ稼ぐ姿勢だ。基本は買いスタンスで、手数料が結構かかる信用取引はやらない。資産の目標金額は決めない方がいい。無意識にロットを大きくしてしまうリスクがあるからだ。

12年ごろ~

武田薬品工業(4502)やエーザイ(4523)など高配当銘柄に手を出す。日経平均株価は上昇局面だったが、含み益が2000万円ぐらい積み上がったところで我慢できず売ってしまった。長く持ち続けるのは性に合わない。

18年~

業種にこだわらず、サンバイオ(4592)やUUUM(3990)など値動きが大きい銘柄に投資する。「サンバイオショック」では2000万円以上の損失を出したが、素早い損切りができたと思う。損の悔しさは時間が解決してくれる。足元では約1000万円のプラスに持ち直している。いまの資産は3億円程度だ。

相変わらず競馬が大好きで、東京競馬場近くのマンションを5000万円で買った。無職みたいなものでローンも組めないので、全額キャッシュで払った。今後も専業投資家として月1~2%の利回りを安定的に稼いでいきたいと考えている。

[日経ヴェリタス2019年6月9日付]

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