始めてみよう、投信積み立て 時間を味方にコツコツ

気軽に積み立てを始めたいなら、クレジットカードでたまったポイントで投信を積み立てるという方法もある。楽天証券では「楽天スーパーポイント」で100円分から投信の積み立て投資ができる。投信の保有額に応じたポイントももらえるため、「投信保有でたまったポイントで新たに投信を買えるのは効率的」と楽天証券に口座を持つ都内在住の30代の会社員の女性は話す。

松井証券は専用のクレジットカードを利用して100ポイント(100円相当)がたまると、月1回投信を自動で積み立てる。

ネット証券では投信以外の運用商品も積み立てられるのが特徴だ。カブドットコム証券では、投信と外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)などを自由に組み合わせて積み立てできる。マネックス証券や楽天証券では金やプラチナ(白銀)、銀の積み立てができる。毎月決まった量を購入する「定量プラン」もある。

独立系の特徴は「顧客との近さ」

スマートフォンのアプリを使って手軽に積み立てるサービスは若者に人気だ。「お金が積み立てられていくのが分かる。今後の運用成績が楽しみ」。京都府の大学に通う西村遼さん(22)もそのひとり。フォリオ(東京・千代田)を通じて積み立てている。

同社のサービスはLINEのアプリを使う。最低投資額は500円で、積み立ての頻度は週1回、5回、7回の3通り。資産運用の方法を指南する「ロボットアドバイザー(ロボアド)」が投資配分を自動で選び、月初に海外の上場投資信託(ETF)に分散投資する。

買い物の「おつり」を積み立てて、ロボアドが運用するサービスもある。ウェルスナビ(東京・渋谷)やお金のデザイン(東京・港)が手掛ける。やはりロボアドが自動で運用するので自分で商品を選ぶ必要はない。

独立系運用会社の投信も積み立てができる。さわかみ投信、レオス・キャピタルワークス、コモンズ投信などが手掛けている。商品ラインアップは限られるものの、各社が開くセミナーではファンドマネジャーから直接運用方針などを聞ける。

積み立て投資は長期間続けるほど、運用成績がプラスになりやすい。自分の運用方針や対象商品をしっかりと見極めたうえで、じっくりと取り組みたい。

(四方雅之)

[日本経済新聞朝刊2019年6月8日付]

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