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ムーミン谷や花の楽園 お気軽テーマパークで自然満喫

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都心部から少々離れていても、鉄道やマイカーのアクセスが良い"近場テーマパーク"が人気を集めている。東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)のような大仕掛けはなくても、公園のように気軽に訪ねられ、自然体で楽しめるのが特徴だ。

湖と豊かな森 北欧味わう

東京都心から50キロメートル余り、埼玉県西部の飯能市に3月オープンした「ムーミンバレーパーク」は、北欧・フィンランド生まれで特に日本で人気が高い「ムーミン」のテーマパークだ。

園内はキャラクターであふれているかと思いきや、むしろ控えめ。施設が立地する宮沢湖や周囲の森の豊かな自然を北欧の景色に見立て、かの地のライフスタイルが体験できるという触れ込みだ。

山梨県大月市に住む坂本恵さん(35)は、東京都八王子市在住の友人、大場ひかるさん(26)を誘い、電車やバスを乗り継いで初めて訪れた。「自然がいっぱい。TDRもたまに行くが、こちらの方が落ちつく」と印象を語る。大場さんも「予想以上に良かった。デートでも来てみたい」と満足げだ。

周りを見渡すと、20~30代の女性グループやカップル、親子連れなど様々な客が思い思いに過ごしていた。ムーミンや北欧にちなむカフェやレストラン、限定グッズを売るショップを巡るのはもちろん、ベンチに腰掛けてのんびりしたり、絵本の世界を再現した建物やオブジェを背にインスタグラムへの投稿を狙った写真を撮ったりと、あくせくしない方がお似合いだ。

入場料は1500円と安め。運営会社であるムーミン物語(埼玉県飯能市)の渡辺基樹社長は「高い入場料の元を取ろうと入場者が必死になる必要がない。自分で遊び方を考え、半日ぐらい楽しんでほしい」と話す。別料金で、映像を駆使したアトラクションや、風を切って湖上を渡るジップラインが用意されている。

ムーミンバレーパークと一体整備され、昨秋先行開業した入園無料の商業施設「メッツァビレッジ」も見た目は公園のよう。開業初年の入場者数見込みは110万人だが、実際の人数は「目標を上回るペース」(渡辺社長)という。

一方、東京から約70キロメートルの栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」も人気急上昇中だ。2017年10月~18年9月に157万人が入場、今年度は160万人を見込む。

「花のテーマパーク」として知られる施設の目玉は、4月下旬~5月上旬が盛りの藤の花。年間入場者の半数近くがこの期間に訪れる。藤が盛りを過ぎた後はバラ、冬はイルミネーションと、季節ごとに見どころを作っている。

SNSで注目、海外からも来客

栃木県小山市から来た斎藤幸子さん(50)は「以前はこれほどにぎわっていなかった」と振り返る。人気の起爆剤はSNS(交流サイト)。花やイルミネーションをバックにした写真をSNSにアップする人が増え、人気が台湾や東南アジアに波及。地元での見直しにもつながった。

近場テーマパークは関西にもある。大阪から約30キロメートルの京都府南部、城陽市の「ロゴスランド」はもともと同市の総合運動公園だが、アウトドア用品のロゴスコーポレーション(大阪市)が一部施設の指定管理者となり18年6月に第1期をオープンした。

バーベキューなどで手軽にアウトドア気分を味わえるのに加え「ファミリーに優しい屋内フリースペースやインスタ映えスポットが人気」(同社)。土日や祝日のレストラン客席稼働率は平均7割と高水準だ。6月末の第2期オープンではホテルやカフェ、店舗を新設する。

これら近場テーマパークはマイカーの便が良いが、鉄道でも訪ねやすい。ムーミンバレーパークでは西武鉄道が開業と同時に新型特急を投入し、最寄り駅の乗降客数はゴールデンウイークの10連休に前年比で4割増えた。

あしかがフラワーパークでは18年4月、パーク前にJR東日本の新駅「あしかがフラワーパーク駅」が設けられ、藤の季節は臨時列車で連日にぎわった。これら鉄道沿線は今後人口減少が見込まれている。テーマパークの活況は路線維持に頭を悩ませる鉄道会社にとっても朗報。集客や輸送などでの連携が強まりそうだ。

(企業報道部 武田敏英)

[日本経済新聞夕刊2019年6月8日付]

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