時計

ビジネススタイルになじむ「小径」時計8選 Watch Special 2019(中)

2019/6/17

もちろんビス止めされた八角形ベゼル(額縁部)やタペストリー模様を刻んだ文字盤など、時計デザインの巨匠、ジェラルド・ジェンタ氏が手掛けた特徴的ディテールは全て踏襲。さりげなく袖口をラグジュアリーに彩りたい向きにお薦めのモデルだ。

ゼニス
エル・プリメロ A386リバイバル

EL PRIMERO A386 REVIVAL 65.A386.400/69.C815 ケース:直径38mm、ホワイトゴールド、100m防水 駆動装置:機械式自動巻、パワーリザーブ50時間以上  税別価格:207万円 2019年7月発売予定 限定50本

1969年に誕生した自動巻きクロノグラフ・ムーブメント「エル・プリメロ」。当時最速の毎時3万6000振動で1/10秒計測をかなえたこのムーブメントは、今なおゼニスの屋台骨を支える名機中の名機だ。

「エル・プリメロ A386リバイバル」はその誕生50周年の記念作であり、初代エル・プリメロ搭載機の中でもとりわけアンティーク市場で人気の高い「A386」を、カラーリングや細かなディテールまで含めて忠実に復刻したもの。サイズもオリジナルにならって直径38ミリとされ、非常にヴィンテージな風格に満ちている。

唯一オリジナルと異なる点をあげるとすれば、シースルーバックから特別にチューンされたエル・ブリメロをじっくり鑑賞できること。クロノグラフ好きならぜひとも入手したい一本だ。

モーリス・ラクロア
アイコン オートマティック 39mm

アイコン オートマティック 39mm AI6007-SS002-430-1 ケース:直径39mm、ステンレススチール、200m防水 駆動装置: 機械式自動巻、パワーリザーブ38時間 税別価格:19万5000円

16年にまずクオーツ版でデビューした「アイコン」は、モーリス・ラクロアの往年のベストセラー「カリプソ」を現代によみがえらせたものだ。ベゼルに6本のアームを持つ特徴的な意匠はそのまま、より現代の高級スポーツウオッチらしい洗練スタイルにアップデートされ、たちまち大ヒットとなった。

18年のバーゼルではそんなアイコンに待望の自動巻きが登場。20万円を割る驚異的なプライスが世界中のバイヤーに絶賛されたが、19年はそこに日本市場からの熱いリクエストで「アイコン オートマティック 39mm」が加わった。既存の自動巻きより直径を3ミリ小さくしたことで、より上品なたたずまいとなり、スーツスタイルとのなじみも一層向上。仕事で使えるスポーツウオッチをなるべく手ごろな価格で入手したいなら、まずは今作をチェックすべきだ。

シャネル
J12

J12 ケース:直径38mm、高耐性ブラックセラミック・ステンレススチール、200m防水 駆動装置:機械式自動巻、パワーリザーブ約70時間 税別価格:63万2500円

2000年に誕生したシャネル初の機械式スポーツウオッチ「J12」。同社の時計界への本格参入の狼煙(のろし)となったこのモデルは、ケースとベゼル、ブレスレットにハイテクセラミックスを用いる大胆なアイデアで時計界に大きな衝撃を与え、その後のセラミック時計ブームを巻き起こした張本人だ。19年はそんな傑作がリニューアルを敢行。文字盤デザインを細やかに改良し、ムーブメントも技術に定評あるケニッシ社製に換装された。

この「Cal.12.1」は70時間のロングパワーリザーブをかなえ、厳格な精度基準であるスイスの公認クロノメーター規格もパスした秀逸なムーブメント。それをシリーズ初のシースルーバックで鑑賞できるのも、時計好きにはうれしい点だろう。ちなみにケース径は従来同様の38ミリをキープ。袖口での収まりの良さは相変わらずで、とくにモードテイストな細身スーツを好む人にはぴったりだ。

(ライター 吉田巌:十万馬力)

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