マネー研究所

もうかる家計のつくり方

生活費を毎月使い切る妻 老後資金をためる打開策は… 家計再生コンサルタント 横山光昭

2019/6/12

こうしてTさんのこだわりがすべて「必要なもの」と判断され、家計を圧迫しているのです。そして、家計簿をつけていないTさんは、支出の全体像がどうなっているのかまったく把握できていません。要・不要を判断する基準をつくることも大切ですが、まずは自分がどういったものにお金を使い、貯蓄ができない状況になっているのかを知ってほしかったので、3カ月ほど家計簿をつけることに取り組んでいただきました。

■使っていた金額を知り、使い過ぎを自覚

「(家計簿を)つけるのが大変」と言いながら、はじめの1カ月は非常に細かく1円単位で記録していました。ただ、記録を続けた達成感が強いばかりで、振り返りがうまくできませんでした。翌月は少し大まかに、レシートがないものなどはだいたいの金額を記録してもらうようにしました。そうして、面談した時に2カ月分の振り返りをしました。

「食費と日用品にこんなに(10万円も)使っている」「エステとジム、洋服で9万円!?」「日用雑貨や水に5万円近くも使っている……」など、自分の支出状況を客観的に数字で見て、驚きの声を上げていました。自分のお金の使い過ぎを自覚したようです。

やがて「全部必要だと思っていたけれど、改めて考えてみるといらないものも随分多いのかも……」との思いにTさんは至ったようです。

「クレジットカードは持たず、プリペイドカードに替えて、使ってもいい金額の上限をつくろう」「ジムの帰りに店に立ち寄って、いろいろ買い物をすることはやめよう」「ジムは続けたいけれど、エステはぜいたくだからやめてみようかな」「日用雑貨はしばらく買い替えなくても困らない」などと、Tさんの口からどんどん出てきます。こうして改善へ向けてどんどん行動に移していきました。

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