【視覚のチェック1】
(1)片方の手で鼻から20cmほど離れたところに輪を作り、体の前方に伸ばしたもう片方の手の人さし指が輪の真ん中に来るようにする。
(2)左右の目を交互につぶって輪っか越しに人さし指を見て、見え方の違いを見る。
人さし指が輪の真ん中に来る方の目が利き目。外れて見える側の目はあまり使っていない。
【視覚のチェック2】
※誰かに見てもらうか、スマホのカメラで動画を撮って確認するといい。
(1)鼻から20cmほど離れたところに人さし指を立てて、その指の指紋に焦点を当てる。
(2)指をゆっくり顔に近づけたり、離したりして、黒目の寄り方に左右差があるかどうかを見る。
寄らない側は眼球を寄せる筋肉の出力が弱い可能性がある。指を近づけた時に二重に見える場合、両眼視[注3]ができていない可能性がある。
[注3]目は2つだが、物を見た時2つに見えないのは、脳で情報が統合されて1つのものとして認識されるから。この機能があることで物の奥行きを判断することができる。
【体性感覚のチェック】
※誰かに見てもらうか、鏡のある場所でやってみて確認するといい。
(1)鏡などを見ずに、左右のひじが90度になるように腕を上げる。
ひじが90度になっていなかったり、左右差があったりする場合、関節の角度センサーから脳に情報を伝える神経系の入力が鈍っているか、脳の処理能力が低下している可能性がある。
