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カルティエの宝飾品、大谷石や木材の空間と融合 10月2日から国立新美術館で展覧会

2019/6/6

会場構成を手掛ける建築家の榊田倫之氏(右)と現代美術家の杉本博司氏(中)。カルティエのピエール・レネロ氏(左)はこれまで多くの展覧会を担当してきた(5日、東京都港区)

日本経済新聞社と国立新美術館は10月2日から東京・六本木の国立新美術館で、仏カルティエが1970年以降に製造した希少な宝飾品を、アーカイブ作品とともに展示する「カルティエ、時の結晶」展を開催する。展示する約300点の宝飾品のうち半数は個人が所蔵する、デザインや技巧に凝った珍しい品。カルティエが現代ジュエリーに光をあてるのは初めてとなる。会場構成は現代美術家の杉本博司氏と建築家の榊田倫之氏とによる建築設計事務所、新素材研究所が手掛け、石や木材を使った独自の空間を創り上げる。




6月5日の会見で監修者である国立新美術館主任研究員、本橋弥生氏は「人類の技術と創造力によって生み出され、色、素材、フォルム、デザインなどに秀でた宝飾芸術を身近に感じてほしい」と話した。宝石は長い時間をかけて生成される結晶であることから、会場構成は「時間」を軸に構成。物質の起源へとさかのぼっていくようなユニークなものとなる。新素材研究所の杉本博司氏は「石切場のような空間で素朴な大谷石とジュエリーを対比させるなど、空間ごとにイメージが一転するつくり。什器一つとっても面白さを感じてもらえる」と言う。

記者発表するカルティエのピエール・レネロ氏(5日、東京都港区)

これまで多くのカルティエ展を担当してきたカルティエ インターナショナル イメージ スタイル&ヘリテージ ディレクターのピエール・レネロ氏は「宝飾品の特異な芸術的な側面を体験してもらう。時とともにカルティエの宝飾品がどう進化を遂げてきたかを感じてほしい」と話した。

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