経営の必読書50冊を厳選 伝道師による読書ガイド紀伊国屋書店大手町ビル店

続けて中身の中核である「5つの力」と「競争の基本戦略」について、身近なセブンイレブンの実例をひきながら解説していく。取り上げる本ごとに、マットレスパッドの「エアウィーヴ」やディズニーリゾートなど、その理論にかなう身近な実例が入っているから、つい遠ざけがちな経営理論やマーケティング理論もわかりやすく頭に入ってくる仕掛けだ。

「入荷してからじわじわと売れていき、今も店頭での動きがすごくいい」とビジネス書を担当する西山崇之さんは話す。新年度が始まって2カ月、連休も明けたところで、もう一段仕事のレベルを上げたい。そんなビジネスパーソンの関心をひいているのかもしれない。

国際金融規制の解説書が5位

それでは先週のベスト5を見ておこう。

(1)価格はアナタが決めなさい。 大須賀祐著(集英社)
(2)プラットフォーム経済圏 GAFA vs. 世界木内登英著(日経BP)
(3)世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた永井孝尚著(KADOKAWA)
(4)直観と論理をつなぐ思考法佐宗邦威著(ダイヤモンド社)
(4)詳解 バーゼルIIIによる新国際金融規制〈改訂版〉みずほ証券バーゼルIII研究会著(中央経済社)

(紀伊国屋書店大手町ビル店、2019年5月27日~6月2日)

1位はBtoB輸入ビジネスについて解説した本。2位の本は、プラットフォーマーのビジネスモデルを経済学的に分析し、米中欧日のデータ利用戦略を解説した内容だ。著者は野村総研のエコノミスト。今回紹介した経営書のブックガイドは、3位に入った。同数の4位に2冊。1冊は4月に本欄「本当にやりたいことやる思考法 戦略デザイナーが提唱」の記事で紹介した思考法の本だ。もう1冊は国際金融規制の解説書。金融街のこの書店以外ではまず見かけないベストセラーだ。

(水柿武志)

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