寄付と投資で貢献 子に教えるお金の使い方(渋沢健)コモンズ投信会長

WEのためというお金の使い方について理解が高まった子どもたちに次に説明するのは4つ目のお金の使い方、「投資」である。

世の中では大勢のお客さんが求めているモノやサービスを提供している色々な会社がある。お客さんの「ありがとう」という気持ちでお金が支払われ、そのお金を受け取った会社は自分のお父さんやお母さんのようにお仕事している大人たちにお給料を払うことができる。その給料というお金を大人たちが受け取るから自分のような子どもたちは夕食を食べることができて、おこづかいをもらうことができる。

その会社に投資すれば、「応援」してくれてありがとうという気持ちで配当というお金をもらえ、大勢からの応援やお客さんのありがとうが増えれば増えるほど、会社の価値が高まって、投資した自分にもありがとうが増える。このような応援とありがとうの連鎖が投資なんだよとセミナーでは子どもたちに説明している。投資のことを応援とかありがとうで説明することは不適切という考えもあるだろう。

ただ、お金には消費や貯金というMEのためと寄付や投資というWEの使い方がある。お金の機能だけでなく、使い方の意味を体感できる子どもと大人が増えれば増えるほど日本の新しい時代は明るくなると考えている。

渋沢健
コモンズ投信会長。1961年生まれ。83年米テキサス大工学部卒。87年カリフォルニア大学ロサンゼルス校MBA経営大学院修了。JPモルガンなどを経て、2001年に独立し、07年コモンズ株式会社(現コモンズ投信)を創業、08年会長就任。著書に「渋沢栄一 100の金言」(日経ビジネス人文庫、16年)など。
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