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デジタルライフ

思い出の写真を百年保存 光ディスクへの正しい記録法

日経PC21

2019/6/27

パソコンやスマホに保存した思い出の写真や動画は、DVDやブルーレイ(BD)などの光ディスクにバックアップしておこう

大切な思い出の写真や動画をデジタルデータとしてパソコンやスマホに保存するのが当たり前のご時世。うっかりミスや機械の故障、災害などでそれらを失わないように、普段から備えておこう。何十年もの長期を見据えたデジタル保管のノウハウは、通常のバックアップとは少し違う。光ディスクとクラウドを併用する最新テクニックを2回に分けて紹介する。今日はまず光ディスクに保存する方法から。

■写真や動画の保存には光ディスクが最適

DVDやブルーレイディスク(BD)といった光ディスクは、写真や動画の長期保存に適している。きちんと保管すれば寿命は長く、しかも単価が安い。複製もしやすく、データを配る目的にも向いている。

現在、パソコンで利用できるメディア(記録媒体)で一番容量が大きいのはハードディスク(HDD)で、1ギガ当たり3~4円と単価も圧倒的に安い。ただ、内部で磁気記録円盤が高速回転するHDDは衝撃に弱く、動作中に落下などの衝撃を受けると壊れてしまう危険がある。フラッシュ・メモリーをディスクに使うソリッド・ステート・ドライブ(SSD)は読み書き速度が一番速くてHDDより衝撃にも強いが、高価なので大量データの長期保存向きではない。USBメモリーも同様で、1ギガ当たり単価はSSDの次に高い。

機械的もしくは電子回路的に壊れる可能性があるHDDやSSD、USBメモリーなどと比べると、正しい方法で保管した光ディスクの寿命はとても長い。単価も安く、複製も楽なので、2組ずつの多重バックアップやデータの配布にも 適している

HDD、SSD、USBメモリーはいずれも電気回路を持つので水没や電気事故(過電流など)に弱い。この心配がないのが光ディスクだ。1枚当たり容量はほかより劣るが、1ギガ当たり単価はHDDより少し高い程度。落下や水没に遭っても、ディスクが変形したり致命的な傷が付かない限り、データを読み出せる可能性が高い。

HDDは落下や水没に弱く、災害に遭うとひとたまりもない。DVDやBDは落下しても、ディスクの形状や記録面が無事な限り問題ない。また、泥水などに漬かっても、汚れを落とせばデータを読み出せる可能性が高い

HDDは何事もなければ30~50年持つといわれるが、10万台以上のHDDでクラウドサービスを展開する米ブラックブレーズの調査では、1年で1%以上の新品が壊れたという。フラッシュメモリーを使うSSDやUSBメモリーの寿命は5~20年程度だ。

光ディスクは正しく保管すれば10~100年持つといわれ、中には1000年以上の長期保存が可能と銘打った製品もある。

メーカーはHDDの寿命は30~50年とする。SSDやUSBメモリーは5~20年としているが、利用頻度によってはもっと短い。一方、DVDやBDといった光ディスクはメーカーによると、保管方法さえ良ければ100年は持つとする。なかには寿命1000年をうたうディスクもある

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