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木村佳乃さん 映画づくり、いつの日か挑戦したい

2019/6/7

こんな話も飛び出しました。「私はおばあちゃん子でした。明治生まれで戦争を体験した祖母にはこう言われてきました。『今という時間は今しかないから、今を大事に生きなさい』と」。時間はただ過ぎていくだけで、後戻りは絶対にしません。「今できること、与えられたことを精いっぱい、一生懸命やるだけです。あの時こうすればよかったと後悔したくありません」。女優、母、妻。たとえ立場は異なっても、大切にしていることは同じ。描かれたイメージに縛られることなく、貪欲に何事にも取り組む姿の根底には、こんな信念がありました。

オープニングセレモニーで登壇者そろって撮影

ダイバーシティー、インクルージョンという表現を当たり前のように耳にする時代です。男性と女性が同じ舞台で競い合う機会も増えています。それでも、ガラスの天井は存在します。クリエーターの世界しかり、一般企業しかり。さらに女性が自分らしく輝くためには何が必要なのでしょうか。そう尋ねると、木村さんは「なんだろう」としばらく考え、ゆっくりと言葉を紡ぎました。「昔の方々に比べて、たとえば教育面も含め恵まれているのは確かです。人生の選択肢も広い。だからこそ、好奇心を持ち、挑戦することが大切なのだと思います」。年齢に関係なく、一歩踏み出すことで、何かが変わってくるかもしれません。

演じるのではなく、クリエーターを応援する側としての活動を始めた木村さん。最後に質問しました。自らメガホンを取り、作品に仕上げる考えはありますか? 「まったく想像していませんでした。機会があれば、挑戦してみたいですね」

■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア

映画祭代表の別所哲也さん(左)とフェスティバルアンバサダーのLiLiCoさん
1999年に始まった、アジア最大級の国際短編映画祭。米アカデミー賞公認の映画祭で、コンペティションが設定されている部門の優秀賞4作品はアカデミー賞短編部門のノミネート候補作品となる。2019年は120を超える国・地域から応募があった約1万本の中から、審査で選ばれた約200作品を東京都内で6月16日まで上映。期間中、一部作品はオンラインでも視聴できる。Ladies for Cinema Projectは映画祭を通して女性フィルムメーカーの情報発信などを手掛けていく。今回は「わたしを乗せて」(2018年、レバノン)などを上映。
木村佳乃
1976年生まれ。96年にデビューし、テレビ、映画などでシリアスな役からコミカルな演技までこなす。9月公開予定の映画「記憶にございません!」にも出演。2人の子どもを持つ母でもある。

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