大学3年生、就活で今何すれば? 先輩に聞いてみた第104回 21年卒就活生へ

石渡嶺司 大学ジャーナリスト

石渡嶺司 大学ジャーナリスト

内定学生への質問で最も多いのは、面接の受け答えやエントリーシートの書き方などの細かいテクニック的な部分です。意味がないとはいいませんが、就活生個人個人で異なるはずです。

「内定学生のエントリーシートはあくまでも過去の例の一つ。私が選考に参加した企業の中には、前年度と同じ設問の企業もあれば、違う企業もあります。参考情報として知るのはいいかもしれないけど、絶対視するのは危険です」(関東の国立大女子)

就活は大学受験と異なり、絶対的な答えがあるわけではありません。何が正しいかではなく、就活生自身にとって何が最適かを自分の頭で考える必要があります。

中国地方のある国立大では、就活に関する見解が異なる複数の講師を呼び、ガイダンスで話をしてもらっているそうです。あえて違う話を学生に聞かせているのは、何が正しいかを自分で考えてほしいというメッセージだそうです。参加した学生は「就活前は、なんて無責任なと思ったが、就活を終えた今は、自分なりに考えるきっかけになってよかった」と話しています。

就活の答えは一つではありません。本当の答えは就活生自身の中にあります。大学3年生からすれば、就職ガイダンスが3年生の夏前に始まるのは早すぎると思うかもしれません。それでも、自身の将来を考えるきっかけとして話を聞いてみてはいかがでしょうか。

「ホンネの就活ツッコミ論」過去の連載はこちらをクリック

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年札幌市生まれ。東洋大学社会学部卒。2003年から大学ジャーナリストとして活動開始。当初は大学・教育関連の書籍・記事だけだったが、出入りしていた週刊誌編集部から「就活もやれ」と言われて、それが10年以上続くのだから人生わからない。著書に『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)、『女子学生はなぜ就活で騙されるのか』(朝日新書)など多数。
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