短期売買が主軸 ソフトバンク株は長期保有へ

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
今回は甕雫大好き!さん(64) 飲み会には和服で参加するのがこだわり。宮崎の芋焼酎「甕雫(かめしずく)」が最近のお気に入り。

1987年~

甕雫大好き!さん 大型株の長期保有よりベンチャーの短期売買

NTT(9432)の新規株式公開(IPO)に興味を持ったのが株式投資のきっかけだった。運良く売り出しに当選して1株(公募価格119万7000円)を保有した。数週間で2倍を上回る勢いで上昇しており、今考えても今後あり得ない相場高だったと思う。ただ、上がりきる前の1週間で売ってしまった。もう少し我慢していれば人生が変わったかもしれないと思うと残念だ。

その後は本業に力を入れながら目に付いた銘柄の短期売買を繰り返していた。個人的にはハイリスク・ハイリターンが好きだから、株式の長期保有は考えなかった。ベンチャー企業など値上がり期待が持てる銘柄のトレードは楽しかったが、少し稼いだり失敗したりの繰り返しが続き、トータルではもうかってはいないだろう。

2010年~

多くの投資家が損失を被った08年のリーマン・ショックの時はたまたま保有株式を全て売却した後だったため、ダメージは全くなかった。投資を再開したのは2010年ごろから。ジェネリック医薬品に強い沢井製薬(4555)などの将来性に期待して購入していた。惜しかったのがミドリムシで有名なユーグレナ(2931)。まだそれほど投資家の買いを集めていなかった12年の上場直後に興味を持ち、株価も横ばいだったので指し値で買い注文を入れた。ただヒットしない間に買い時を逃し、その後の大幅高を捉えきれなかった。

18年~

昨年から短期投資主体の投資スタンスを大きく変えた。きっかけはソフトバンク(9434)のIPO。ハイリスク・ハイリターン期待ではなくグループ全体の将来性に対する期待から100万円以上を投じた。公募価格を下回る状態は続いているが、5~10年後には必ず上がると信じてタンス預金の代わりとして持ち続けようと考えている。

[日経ヴェリタス2019年6月2日付]

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