転職で採用されるのは「ツイてる人」 面接で自分演出経営者JP社長 井上和幸

面接で「ツイている人」を印象づけるには

では、具体的に「いざ面接」という際に、どのような情報を相手の企業、面接官に提示すれば良いのでしょう?それには次の4つを満たすことが重要です。

1)経験話が具体的かつ改善解決的

2)今後のキャリア志向性が未来志向かつチャレンジ思考

3)働き方がハンズオン(自ら手足を動かし現場に入る)かつ組織・仕組み型

4)性格が「経験的処理可能感(できるという確信)」で、粘り強く、負けず嫌い

経験話が具体的かつ改善解決的な人は、物事に対してちゃんと試行錯誤することができ、状況を良い方向へと持っていく力を感じさせます。もちろんいつもうまくいくことばかりではありませんし、思いもよらない出来事に誰しも直面したり巻き込まれたりするものです。しかし、このタイプの人ならば、そうした状況を「粘り強く」「楽観的に」、いつかうまくいくさと打開してくれるだろうと、相手は感じるものです。

今後のキャリア志向性が未来志向かつチャレンジ思考である人は、「好奇心」「柔軟性」「楽観性」「リスクテーク」で次の世界を切りひらきにいってくれるだろうと、面接者は思います。時代の変革期、業界構造のパラダイムチェンジがそこここで起きつつある昨今、これまでの成功体験ややり方に固執している人ほどリスクの高いものはありません。

働き方がハンズオンかつ組織・仕組み型な人は、言うだけでなく、やる人だと相手は感じます。先の2つと相まって、自らいろいろと試し、手応えを得たものを、マネジメントとして組織やバリューチェーンに落とし込もうとします。このタイプのミドルやシニアにこそ、経営者は最も組織的な人材価値を感じるものです。

性格が「経験的処理可能感(できるという確信)」で、粘り強く、負けず嫌いである人。これこそ、真のリーダーとも呼ぶべき頼もしい存在です。

「粘り強さ」「柔軟性」「楽観性」「好奇心」「リスクテーク」の5つの心構えを自然と総出動させ続けた人であり、だからこそ、予期できない偶発的な出来事をあらかた味方につけることができる「ツイている人」なのです。

「この人に来てもらいたい」と感じる採用側の心理

最終的にはこれらが相まって醸し出されるフィーリングが、あなたを「この人を採用すると、何か良いもの(運)を持ち込んでくれそうだ。ツキが回ってきそうだ」と面接者の社長や人事部長に感じさせるのです。

そもそも、転職応募先の企業や社長から「あなたが来てくれると何か良いことがありそう」と思われるのは、「この会社に参画すると何か良いことが起きそう、できそう」という、あなたの確信的予感を、先方もしっかり感じているからです。どうです、感じていますか?

井上和幸
経営者JP社長兼CEO。早大卒、リクルート入社。人材コンサルティング会社に転職後、リクルート・エックス(現リクルートエグゼクティブエージェント)のマネージングディレクターを経て、2010年に経営者JPを設立。「社長になる人の条件」(日本実業出版社)、「ずるいマネジメント」(SBクリエイティブ)など著書多数。

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