エースの新作バッグ こだわったのは「車内マナー」納富廉邦のステーショナリー進化形

このキャスターストッパーの機能は実によくできている。筆者は今年3回の旅行にキャスターストッパー付きのプロテカを持っていったのだけど、ケース上部のボタン一つで簡単にロックできるため、電車の中はもちろん、立ち止まってスマホを操作するときなども、ロックをかけていた。それだけで安心してケースから手を離せるのだ。

「ハンドルを下ろすと、そこにストッパーのボタンがある」というデザインもうまい。ハンドルを引き上げて走行を始めるときには、一緒にボタンを押せるわけだ。このロックのオンオフが全く面倒ではないというのも、この機能に必要なポイントだろう。

トートバッグも「実は迷惑」

リュックやキャリーバッグだけではない。2019年5月には「電車内マナーに着目したバッグ」第2弾として、電車内で邪魔になりにくいトートバッグ「フロンタクト」が発売された。

実のところ、「リュックよりトートのほうが電車内では迷惑」という声がある。リュックの場合は最近、前持ちする人も増えてきた。一方で、横長のトートバッグの身体からはみ出している部分は、当人があまり意識していない分、当たったときの不快感は大きい。

そこで、体からあまりはみ出さない縦長で、しかも前持ちできるショルダーストラップ付きのビジネストートが必要という発想から作られたのが「フロンタクト」というわけだ。

電車内マナーに着目したトートバッグ「フロンタクト」
縦長のフォルムと前に回しやすいショルダーストラップで、体からはみ出さないトートバッグに仕立ててある。ぜひ試してみたいバッグだ

まだ実際に使っていないので、細かい評価はできないが、ビジネスにリュックを使うことに抵抗のある人はまだ多い。そう考えると、電車内マナーに配慮したトートバッグに対する期待も高まる。このバッグに関しては、実際に使ってみた上で、別途、リポートしたいと思う。

納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人カバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。

(写真 飯本貴子)

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