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ハリウッド版ゴジラの渡辺謙 「日本人を背負いたい」

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2019年に誕生から65周年を迎える『ゴジラ』。16年の『シン・ゴジラ』(樋口真嗣監督)の記憶も新しいなか、14年に続くハリウッド版『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開中だ。

前作に続き、主要キャストとなる芹沢猪四郎博士を演じるのは、今やハリウッドに欠かせない存在となった渡辺謙だ。芹沢は、54年の1作目に登場する科学者・芹沢大助と本多猪四郎監督からその名前を取った、オリジナルの精神を引き継ぐ存在。本作ではさらに出番が増え、重要度が増している。

「前作と一番違うのは、未確認生物特務機関モナークの科学者たちが最前線で怪獣たちと対峙していくこと。54年の1作目の、水爆実験から発した文明と人類の共存の仕方、どう文明を受け止めるのかという根源的なテーマとは、今回のほうがうまくリンクしたんじゃないかな。芹沢は(怪獣たちを)やっつけるのではなく、共生するためにどうすればいいかを考えて、悩み揺れ動きます。

ゴジラは何を考えているのか分からない。人類の味方なのか。我々が判断できないもっと大きなものに動かされているのか。それともある種の自然、例えば天候の変動や地殻変動、それに近いような動きなのかもしれない。だからこそ僕らは畏敬の念を持ったり、恐怖を感じたり。訳の分からない所に魅力があるのかもしれません」

本作の最大の見どころがゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラの戦い。日本の特撮とは異なり、CGを駆使したスケールの大きなバトルシーンが描かれている。

「(怪獣たち)それぞれ登場するシーンがカッコいい。歌舞伎で見栄を切っているみたいで。僕はモスラが好きだったので、デカい画面でモスラがワーッと出てくるときはすげーって思いました。怪獣の今までにない動きや、攻撃の仕方にうまさを感じます。コレオグラファー(振付師)が怪獣の動き方をちゃんと振り付けて作っているのだと思います」

映画にしたくなるのは当然

渡辺は本作のほか、ハリウッド映画『名探偵ピカチュウ』にも出演。日本発のキャラクターを背負い、海外に広めている。日本発のハリウッド映画が続くことについてはどう考えているのか。

「僕は背負っている感じは全くない。観客との中間点にいる感じ。アメリカの観客には『こいつが出ているから、ちゃんと日本のゴジラになってるんじゃないかな』、日本の観客には『こいつが出ているから、そんなに間違いはないかな』、そう思ってもらえる。

ちょっとネガティブな言い方ですけど、オリジナルのコンテンツでメジャースタジオが『Go!』というものがないんですよ。だからマーベルだし、バットマンもスパイダーマンもずっとやっている。ゴジラもピカチュウも潜在能力が高いし、裾野も広いし。日本発だからというよりも、映画にしたくなるのは当然だと思います」

渡辺が初のハリウッド映画『ラストサムライ』に出演してから15年が経つ。今後はどんな方向性で仕事をしていくのだろうか。

「興味があるもの、演じたいと思うもの、これは今やるべき作品だなと思えるものを割と丁寧に選んできたつもりです。そんなに話題にならなかった作品もありますが、5割くらいは打っている感じがします。僕はハリウッド俳優になろうとは思わなかった。(ハリウッドへ)行くときは、自分の特性、パーソナリティーも含めてですけど、日本人というものをちゃんと背負って行きたい。ちょっと背伸びをして『僕はハリウッド俳優です』とアメリカにいても、多分そんなに役はない気がします。

目標を決めると、自分のキャパでしか行けない。例えば(『王様と私』のような)ブロードウェイのオファーなんてありえない。意図しないものが飛び込んでくる。俳優のキャリアとしてはダイナミックだなという気がします。とにかく目標のない60歳ですよ(笑)」

 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』 ゴジラとムートーがサンフランシスコを壊滅してから5年後の2019年が舞台。特務機関モナークのエマ・ラッセル博士(ヴェラ・ファーミガ)の娘マディソン(ミリー・ホビー・ブラウン)が目にしたのはモスラの幼虫。心を通わせる喜びも束の間、ラドン、キングギドラが次々と復活。エマの元夫マーク(カイル・チャンドラー)や芹沢らの想像を超え、世界滅亡間近の戦いに。ゴジラは世界を守れるのか? モナークのアイリーン・チェン博士役でチャン・ツィイ-が出演。渡辺とは『SAYURI』以来の共演となる。ドハティ監督は共同で脚本も手掛けている(公開中/東宝配給)(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

(ライター 相良智弘)

[日経エンタテインメント! 2019年6月号の記事を再構成]

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