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米中西部の旅 摩天楼のシカゴからかわいいガリーナへ

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NIKKEI STYLE

アメリカ中西部のイリノイ州。州内最大の都市で高層ビルが立ち並ぶシカゴが有名だが、郊外に出れば全く趣の異なる古きよきアメリカを楽しめる街がある。シカゴとそこから車で約3時間のガリーナで、1粒で2度おいしい異なる魅力のイリノイの旅をご紹介する。

イリノイ州のシカゴ・オヘア国際空港までは、羽田・成田空港から直行便を利用すれば行きは約11時間50分。市内までは約27kmでタクシーやバス、そして電車(CTA)でも移動できる。摩天楼が見えてくるとシカゴに来たことを実感できる。

絶景を楽しむならシカゴ一の高さを誇るウィリスタワーの展望室

まずは、高層ビルの展望台で摩天楼の全体を見渡そう。中でも絶景を楽しむなら110階建て、地上から442mとシカゴ一の高さを誇るウィリスタワーのガラス張りの展望室に限る。103階にある「スカイデッキ・シカゴ」の眺めもすごいが、さらに「ザ・レッジ」というガラス張りのスペースが外に張り出していて、高層空中浮遊感覚が味わえる。

この特別な眺めにここでプロポーズした人は1000組に上るという。休日などは展望台に上るだけで長蛇の列ができる。ここで優先エントリーが使えて便利なのは「シカゴ・シティパス」。シカゴ美術館などを含むアトラクションの入場がセットになっている9日間有効の入場パスセットだ。

1871年のシカゴ大火で街の大部分を焼失したシカゴは、その後、多くの建築家が復興に手を貸したおかげで有名建築ビルの展覧会のような街が出来上がった。シカゴ川のクルーズ船に乗ってそれぞれのビルのうんちくに耳を傾けたり、バスで『アンタッチャブル』はじめ数多くの映画に登場するシカゴのスポットを見て回る「シカゴ・フィルムツアー」に参加したり。シカゴの街がひと味違って見えてくる。

写真撮影もOK、「シカゴ美術館」は必見

シカゴに来たら、アメリカ3大美術館の一つである「シカゴ美術館」は必見。ゴッホ、ルノワール、スーラなどの名作がキラ星のように並ぶ後期印象派のコレクションやアメリカン・アートなど何時間あっても足りない。ほとんどの作品がガラスなし、フラッシュをたかなければ写真撮影もOK。ミュージアムショップで売っている日本語のポケットガイド片手に回るのがおすすめだ。

午後に一息つくなら「ザ・ペニンシュラ・シカゴ」のアフタヌーン・ティーは飛び切り優雅な時間が過ごせる。2019年にトリップアドバイザー・トラベラーズチョイスで全米1位のラグジュアリーホテルに選ばれたのは伊達じゃない。20種類もあるお茶、トレイに並ぶサンドイッチやスコーンにスイーツ、どれも抜群においしいが、ちょうどいい分量というのもまたさすがだと感じる。冬にはテラスにスケートリンクも登場するのだとか。

クラシックからモダンまで、シカゴはホテルもビル同様に展覧会のようにいろいろそろう。有名なシカゴ劇場などがある劇場地区にある「キンプトン・ホテル・アレグロ」も地下で劇場とつながっていて、アールデコ調のインテリアが華やかだ。

有名なブルースなどの音楽にミュージカル、エンターテインメントもシカゴでの楽しみの一つ。真っ青な顔の3人組「ブルーマングループ」のショーは、迫ってくるような音楽と予想のつかない展開、アーティスティックな舞台に引き込まれる。ここシカゴでは専用シアターで楽しめる。

シカゴピザやホットドッグなどローカルグルメで有名なシカゴだが、インテリアやショーアップされて出てくるカクテルや料理がとんでもなく個性的で人気を集めているのが「バートン G.ザ・レストラン」。トマホークステーキには巨大なフォークが突き刺さり、リッチな味のデザートには巨大なドル札。光る仏像や放電球と一緒に出てくるカクテルもその演出とおいしさに歓声が上がる。

シカゴから車で約3時間、「全米一かわいくて小さな町」ガリーナ

刺激的な都会をシカゴで楽しんだら、郊外に足を延ばして「全米一かわいくて小さな町」と呼ばれるガリーナへ。シカゴから車で約3時間、列車(アムトラック)で4時間40分。摩天楼の街から一挙に古きよきアメリカへとタイムトリップができる。人口3000人の町に観光で訪れる人は年間150万人を超えるという。

アメリカ第16代大統領リンカーンが演説し、第18代大統領グラントが住んだ家が今も残るという歴史的な町には、メインストリートにも南北戦争時代からの建物が並ぶ。1855年からこの地に立つレンガの「デソトハウス」には、リンカーンも訪れている。ダイニングもとてもクラシック。

ガリーナの町を見下ろすように、北軍の将軍としても有名なグラント大統領の像が丘の上に立っている。「トリ・ステート トロリーツアー」は、クラシックな赤いトロリーに乗って、町やその周りに立つ19世紀に建った数々の邸宅の歴史を解説してくれる。1時間でゆっくり町を巡る。

小高い丘に立つ「ジェイル・ヒル・イン」は、1879年築の刑務所として使われていた建物を1年間かけて改装。2019年には、トリップアドバイザーによって全米一の評価を受けたB&B(ベッド&ブレックファスト)だ。テーブルの上の本、暖炉の上の花に至るまで愛情のこもった家に招かれたかのよう。

歴史的な街並み、メインストリートに並ぶかわいいショップでの買い物、さらにガリーナには4つのゴルフコース、ホテル、スパまで備えた「イーグル・リッジ・リゾート」やアイリッシュな雰囲気たっぷりの「ザ・アイリッシ コテージ ブティック ホテル」のような宿泊施設も大都会シカゴのホテルとは異なる魅力がある。

シカゴより宿泊や食事など価格的にお手ごろなのも魅力。アムトラックの駅の真ん前にある朝食・ブランチ専門の「オットーズ プレイス」のメニューは、なんと5ドルから。「ガリーナ セラーズ」でのワインテイスティングも6種類の試飲が5ドル。

アメリカらしさあふれる、大都会と田舎のよさとを一挙に楽しめる、イリノイ州の旅だった。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

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