タレントパワー サンドウィッチマン大躍進で初の1位タレントパワーランキング2019

日経エンタテインメント!

『日経エンタテインメント!』が年に1回発表している恒例の「タレントパワーランキング」。2019年の総合1位となったのはサンドウィッチマン。昨年6位から大躍進して、初のトップに輝いた。個人でも、伊達みきおが10位、富澤たけしが14位と大幅ランクアップ。3年連続1位だったマツコ・デラックスは2位となった。

【タレントパワー総合TOP50の見方】スコアの表示は、小数点第2位で四捨五入。順位は小数点第2位以下も含めているため、同得点でも異なる順位が出る場合がある。17年、18年の順位は各年2月調査のもの

『日経エンタテインメント!』では、2008年から年1回「タレントパワーランキング」を発表している。株式会社アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。

今回対象とした著名人は1280組。18年と同様、“直近の人気度”を明確にするため、19年2月調査の数字を基にしている。

今回の調査では、サンドウィッチマンが大躍進して総合1位を獲得した。過去11回での芸人の最高位は、ビートたけしの4位(12年)。近年は40代の中堅芸人の勢いが増し、昨年はサンドウィッチマン(6位)と博多華丸・大吉(9位)がトップ10入りしたが、高好感度芸人の代表がとうとう首位に上り詰めた。18年10月には新たにゴールデンタイムのレギュラー2本を獲得。個人でも、伊達みきおは10位、富澤たけしは14位と大幅ランクアップ。伊達がバラエティ番組で唱える、高カロリーの食べ物をこじつけにより太らないと主張する「カロリーゼロ理論」が人気となり、CMにも起用された。富澤は、ムロツヨシの先輩役を演じた10月期ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』と、12月の『M-1グランプリ』で審査員を務めたタイミングでスコアがアップした。

3年連続1位だったマツコ・デラックスは、今回は2位という結果に。とはいえ関心度の高さはほぼ変わらず、19年に入ってから新規CMが2社増えるなど、タレントとしての力は健在だ。

女優では3位の綾瀬はるかがトップ、新垣結衣が4位で続く、前回調査と同じ構図となった。綾瀬は、18年7月期の主演連ドラ『義母と娘のブルース』が最終回視聴率で19.2%を記録するヒットに。新垣は『獣になれない私たち』で、一筋縄ではいかない大人のもやもやした気持ちをリアルに演じて新境地を見せた。

5位は嵐。19年1月に活動休止を発表した衝撃は大きく、順位は変わらなかったが、スコアは上昇した。個人ではメンバー全員の順位がアップし、最高位は相葉雅紀の7位。主演連ドラ『99.9刑事専門弁護士- SEASON2』が最終回視聴率で21.0%を記録した松本潤は、70位から19位へとジャンプアップした。

6位は北川景子。18年はNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演したほか、11月公開の主演映画『スマホを落としただけなのに』が19.6億円のスマッシュヒットとなった。前回6位の深田恭子は8位で好調を維持。東京ガスや転職サービスの「doda」など、CMでのキュートな姿も注目された。

9位はサザンオールスターズで、7年ぶりのトップ10入り。『NHK紅白歌合戦』に出演したタイミングでスコアが跳ね上がった。

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