6月下旬の関西は要注意 首都圏にも及ぶ厳戒G20対策

初夏の軽井沢を楽しみたい人は「持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」が6月15、16日の週末に長野県軽井沢町で開かれることを頭に入れておきたい。軽井沢町に向かう高速道路や新幹線にも規制が予想される。

首都圏でも各種の規制が避けられない。G7伊勢志摩サミットの際はメイン会場が三重県だったのに、首都圏でもごみ箱やコインロッカーが使えなくなった。既にJR西日本や近畿日本鉄道、阪急電鉄など、関西の11鉄道事業者はごみ箱とコインロッカーの使用停止を発表済みだ。

出張者へのしわ寄せ避けられず

G20は参加国数だけで比較すれば、G7の3倍にあたり、来日する首脳や閣僚の数もずっと多い。宿泊者の多さは、出張者へのしわ寄せが避けられない。出張の予定があるなら、関西圏でのホテルの確保は早めに済ませたいところだ。もっと言えば、サミット時期を避けるほうが何かと面倒を避けやすい。

G20に反対する人たちの動きが交通や治安に混乱をきたす心配もある。G20をグローバリズムの象徴とみなす団体は過去にもG20開催地で抗議行動を起こしてきた。10年のトロントG20ではデモ隊の一部が警官隊と衝突する事態に至った。

伊勢志摩サミットでの警戒風景

最も懸念されるのは、やはりテロだろう。近年のテロでは、駅や大規模集客施設のような「ソフトターゲット」が標的にされやすい。不特定多数が集まる場所にはリスクが伴う。テロ防止の目的で様々な規制が加わると、自由な動きが制限されるのに加え、行動のペースが鈍り、時間を浪費してしまいがちになる。効率的に立ち回りたいなら、時期をずらすことを選択肢に加えたほうがよいだろう。

20年東京五輪を約1年後に控え、今回のG20大阪サミットは、警備を担当する側にとっては、またとないシミュレーションにもなる。現場にも強い号令がかかりそうなだけに、大きな商談や出張などは6月上旬までか、7月以降に予定をずらすのが得策かもしれない。

・大阪府警の交通規制案内ページ
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/topics/G20/7402.html

・G20大阪サミット公式ホームページ
https://www.g20.org/jp/

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