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トランプ米大統領の来日では、厳戒態勢が敷かれた(2019年5月25日、東京都新宿区の迎賓館周辺)

トランプ米大統領の来日では、厳戒態勢が敷かれた(2019年5月25日、東京都新宿区の迎賓館周辺)

大阪市で6月28、29日に20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれるのに伴い、その期間の前後には、国内各地で警戒が厳しくなる見込みだ。過去の例を見ると、主な開催地域が関西であっても、影響は首都圏を含む、全国に及ぶとみられる。ビジネス目的の出張や移動にも注意が求められる。予想される影響と、有効な対策を洗い出してみた。

◇ ◇ ◇

28日は金曜日、29日は土曜日だ。後半は週末にかかっているから、ビジネスへの影響が出るのは初日だけだと思ってはいけない。大きな国際会議の場合、警戒や規制は開催前から始まる。24日(月)から始まる直前時期はもちろん、6月中旬あたりから警戒が厳しくなるだろう。

主な会場は大阪市住之江区にある大阪国際見本市会場(インテックス大阪)だ。しかし、総領事館のような関連施設、要人が泊まるホテルなども警戒対象になる。主な交通機関や商業ビルなども警備が厳しくなるはずで、実質的に大阪市内の大半に影響が及ぶとみられる。

最も影響が大きそうなのは、交通関係の規制だろう。期間中は要人の移動が最優先となる。とりわけ高速道路で大規模な通行止めが見込まれている。大阪府警などは「交通量の半減」という目標を掲げているとされる。

環状線を初の全面封鎖

例えば、阪神高速道路の環状線は6月27~30日、早朝から深夜まで通行止めとなる。環状線の全面封鎖は初めてだという。異例の大がかりな交通規制に伴い、大阪府警は規制する路線や時間帯を明示している。PDFファイルをダウンロードして、対策に役立てたい。

大阪市は「交通規制のお知らせ」を公表済みだ。27日(木)~30日(日)の4日間を対象に、関西空港連絡橋を含めた高速道路や空港島内では「長時間で大規模」な交通規制が実施される予定だという。空港島内では全ての車両に対し通行止め規制が実施される予定だ。関西空港を利用する人は時間に余裕を持って移動プランを組んでおこう。

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